10月23日のドル円相場は、朝の151.83円付近からじりじりと上昇し、夜には152円台後半へ。
スワップ3倍デーということもあり、ロングポジション中心のトレーダーには注目の一日でした。
私自身もこの日は「小さな波を狙った短期勝負」で挑みました。
いつもより慎重に、でもチャンスは逃さないスタイルで。
結果的には−8,053円というマイナスで終わりましたが、相場の動き方やトレード判断を振り返ることで、次に繋がる学びがいくつもありました。
この記事では、10月23日のドル円相場の動き・実際のトレード戦略・その結果と反省点をまとめています。
リアルトレードの臨場感をそのままに、同じように短期で狙うトレーダーの方にも共感してもらえる内容を意識しました。
- 10月23日のドル円相場概況
- スワップ3倍&“毒饅頭”なしという追い風環境
- 私のトレード戦略と実行内容
- 実践中に感じた“ここがポイント”と反省点
- ドル円相場・スワップ・経済指標に関するQ&Aまとめ
- Q1:10月23日の USD/JPY(ドル円)始値と高値・安値はどのくらい?
- Q2:10月23日に予定されていた米国の経済指標は何だった?反応はどうだった?
- Q3:10月23日、「スワップ3倍」の条件というのはどういう意味?
- Q4:その日、ドル円が「152円を楽に突破した」とありますが、なぜその価格が注目された?
- Q5:10月23日、ドル円の動きが上昇した背景にはどんな要因があった?
- Q6:豪ドル円も少し取引したとのことですが、ドル円に比べてどういう役割だった?
- Q7:マイナス収支(-8,053円)となった背景で、特に反省すべきポイントは?
- Q8:「毒饅頭」とはFXトレードの世界でどういう意味?
- Q9:当日チャート的に注目すべきレジスタンスとサポートは?
- Q10:次回このような「小さな波を狙った短期勝負」をする際にチェックしておくべき事前条件は?
- 0月23日のドル円トレードを振り返って感じたことまとめ
10月23日のドル円相場概況
この日は、朝に約151.83円でスタートしたドル/円が、じりじりと高値を更新し20時台には152.77円近辺まで上昇しました。
日付が変わってからも152.50〜152.80円あたりで比較的落ち着いた推移となり、短期戦には狙いやすい環境だったと言えそうです。
実際、米国の重要指標である中古住宅販売件数の発表があったものの、市場の反応は限定的でした。
朝151.83円付近スタートからじりじり上昇、20時台に152.77円近辺へ
この日の朝は151.83円あたりでドル円がスタート。
出だしこそ大きな動きはなかったものの、東京時間から欧州時間にかけて少しずつ切り上げていき、20時台には152.77円近くまで到達。
私自身も「152円突破」を意識しながら、じわじわ上がるこの動きに注目していました。
実数値として、オープン時151.959円、当日の高値は152.8円、安値151.821円と出ています。

動きが緩やかでも、切り上げトレンドは小さな波を狙うチャンスになるよ。
日付変更後も152.50〜152.80円で推移という落ち着きのある推移
夜遅くなってからも152円台前半~中盤でドル円が安定。
値幅はそれほど広がらず、逆に言えば「大きく動く波を狙う」というより「細かい波を丁寧に取る」戦略に合った展開でした。
こういうときこそ、静かなレンジの中で利確・損切りをきっちり使うべきだと感じました。
米中古住宅販売件数発表23時も市場の反応薄という背景
米国では23時(日本時間)に中古住宅販売件数が発表されていましたが、市場の為替反応はほとんど見られず。
こういう“予定されていた指標なのに反応が鈍い”というパターンは、逆にポジションを取りやすい環境になります。
経済指標=必ず動くわけではなく、「動きづらい指標」があると相場の焦点が別に移ることを改めて実感しました。
スワップ3倍&“毒饅頭”なしという追い風環境
10月23日はスワップ3倍という条件下で、長期的な目線でもロングを持ちやすかった日でした。
そして、俗に言うトレードの落とし穴「毒饅頭」も発生せず、この日はロングを主体に動くには悪くない環境だと感じました。
とはいえ「追い風=勝ち確」ではないのがFXの難しいところ。
今朝スワップ3倍の条件、それが与えた心理的優位
スワップが3倍という話を聞いた時点で、私の中では“持ち越しできるロング”という心理が働きました。
利回り的にはチャンスと感じたものの、その分「明日も上がるだろう」という思い込みが出やすかったのも事実。
実際のトレードでは、その心理をどうコントロールするかが鍵になりました。
俗に言う「毒饅頭」とは何か、なぜ今回は発生せず?
トレーダーの間では「毒饅頭」という言い方をすることがあります。
見た目は優位条件(スワップ高・好環境)が整っているのに、持ち越しで急落・逆転されて損をするパターンです。
しかしこの日は、そのような急変動もなく、むしろレンジでの上昇が優勢でした。
そのため、「毒饅頭=落とし穴」が存在しないという安心感が少し働いたと思います。

優位条件でも、持ち越すと逆方向に動くことがあるので短期は要チェック。
ロングメインで動いた理由とその注意点
「152円を突破」という明確な節目を超えたことで、自然とロング主体の戦略を立てました。
ただ、注意点としては「押し目を誤る」「利確が遅れる」というリスクがありました。
追い風環境だからこそ、逆に慎重さも必要だと感じた部分です。
私のトレード戦略と実行内容
この日はドル円をメイン通貨に、サブとして豪ドル円も少しだけ。
狙いは「小さな波を短期で取る」こと。
152円突破の勢いを借りつつ、レンジ帯をうまく使って抜いていく作戦でした。
しかし、結果は-8,053円という現実。なぜこうなったのか、自分なりに深掘りしました。
取引通貨はドル円+豪ドル円少し、なぜ分散したか
メインはドル円ですが、豪ドル円を少し加えたのは「主要通貨ペアが動かないときの保険」として。
ドル円一辺倒だと、もし読みが外れたときのダメージが大きいため、少し軽めに豪ドル円を触ってリスク分散を図りました。

主要通貨が動かないときでも、別通貨でチャンスを狙える。
152円突破でどう狙ったか、小さな波を捉えるプラン
152円近辺で抵抗を越えた瞬間を捉えてエントリー。
押し目で入り、レンジがあれば利確という流れを何回か試しました。
値幅は大きくはないので、スキャル寄りに早め利確・早め損切りが鍵だと感じた一日でした。
収支−8,053円となった経緯、スクショ添付の意味と振り返り

収支は-8,053円。
明確にマイナスです。
スクショを添付しているのは、「実際に負けた記録を恥ずかしがらず公開する」という意味も込めて。
振り返ると、利確の判断が曖昧になっていたこと、そして波が小さい日だったため無理に波を追った部分が反省点として残りました。
実践中に感じた“ここがポイント”と反省点
トレードを終えて改めて思ったのは、短期勝負では「いかに無理せず波を捉えるか」、そして「リスクをあらかじめ制御できているか」が重要だということ。
追い風環境でも勝てないのは、このあたりが曖昧だったからでした。
次に活かすために、自分の弱点も整理しました。
短期勝負で意識すべきレジスタンス/サポートとは
152円前後という節目の価格は意識すべきレジスタンス/サポートでした。
私も「突破したら買い狙い」というプランを作っていましたが、サポートが弱ければ押し目が浅く、逆に戻されるリスクが高くなります。
次回は節目をもっと丁寧に設定し、戻り売りの可能性も視野に入れるつもりです。

152.00〜152.20円のように、ゾーンで捉えると判断がブレにくい。
リスク管理・スワップ込みのポジション持ち方と注意点
スワップ3倍という環境に甘えて「持ち越しもありか」と考えがちでしたが、持ち越せば夜間の流動性低下や想定外の報道・政策変更のリスクもあります。
短期勝負なら「日中で完結させる」選択肢も十分に考えるべきでした。
損切り設定をもっと明確にしておくことが、まず反省点です。
今回の負けを次回に活かすために改善すべきこと
この負けを“無駄なもの”にしないために、次に活かすべきことを整理しました。
- 利確と損切りの基準を先に決めて守ること。
- 環境が良くても無理な波を追わないこと。
- 複数通貨ペアを触るなら、通貨ごとの動きや特性を理解しておくこと。
- スワップなどの条件優位も過信しないこと。
私自身、これらを次回のトレードに活かしていく覚悟です。
ドル円相場・スワップ・経済指標に関するQ&Aまとめ
今回は読者から直接質問をいただいたわけではありませんが、同じように10月23日のドル円トレードを振り返っている方や、短期トレードをしている方が気になるであろうポイントをQ&A形式で整理しました。
当日の経済指標やレートの動き、スワップ3倍デーの影響、そしてトレード判断の考え方などを中心に、参考になりそうな部分をまとめています。
自分自身の備忘録としても、今後同じような相場環境でトレードする際のヒントにしてもらえたらうれしいです。
Q1:10月23日の USD/JPY(ドル円)始値と高値・安値はどのくらい?
A:10月23日始値は約151.83円付近(市場により異なり、151.96円というデータもあります)。
高値は概ね152.80円付近、安値は151.82円台と報じられています。
Q2:10月23日に予定されていた米国の経済指標は何だった?反応はどうだった?
A:米国では10月23日23時(米国時間)付近に「中古住宅販売件数」が予定されていましたが、市場の反応は特に強く出なかったという報がありました。
記事本文でもこの点を触れています。
Q3:10月23日、「スワップ3倍」の条件というのはどういう意味?
A:FX業者によっては、ある期間においてスワップ(通貨の保有による金利差益・費用)が通常より大きな倍率になるキャンペーンや仕組みを設けることがあります。
本文では「今朝はスワップ3倍でした」という状況を「ロング優位」と見た背景として記しています。
Q4:その日、ドル円が「152円を楽に突破した」とありますが、なぜその価格が注目された?
A:152円というのは市場心理的にも節目とされやすい価格です。
複数の取引参加者が意識する値であり、突破したという事実は「上昇トレンド継続への期待」を高める材料になります。
Q5:10月23日、ドル円の動きが上昇した背景にはどんな要因があった?
A:一つには、高市早苗氏が次期首相候補として挙げられたことなど、円の弱さを意識させる材料がありました。
また、米ドルの安全資産としての需要も確認され、ドル/円が上昇する下地となっていました。
Q6:豪ドル円も少し取引したとのことですが、ドル円に比べてどういう役割だった?
A:ドル円が主戦場ということで、豪ドル円は分散として「サブ通貨ペア」でのポジションを少し取りつつ、主要通貨ペアの動きを活かした構成にしています。
複数通貨での参加は「一つの通貨ペアが想定外なら他でリカバーする」という考えもあります。
Q7:マイナス収支(-8,053円)となった背景で、特に反省すべきポイントは?
A:短期勝負では「エントリー/エグジットのタイミング」「損切り設定」「スワップや夜間持ち越しリスク」などが問われます。
この日は上昇トレンドでもあったものの、小さな波を狙った分、「早めの利確」「想定外の反転への備え」が甘かった可能性があります。
Q8:「毒饅頭」とはFXトレードの世界でどういう意味?
A:「毒饅頭」は俗語で、見た目(例えばスワップが高い、上昇トレンドに乗っている)では有利でも、実際には何らかの落とし穴(急変動、流動性低下、経済指標の悪化)を含んでいて損失を出しやすい状況を指します。
本文では「毒饅頭もなかった」とあり、比較的リスクが小さい環境と判断しています。
Q9:当日チャート的に注目すべきレジスタンスとサポートは?
A:この日の動きでは、上値の強い意識所は152.70〜152.80円付近が一つ。
下値では151.80〜151.90円付近がサポートと見られていました。
エントリー/損切り設定の参考になる範囲です。
Q10:次回このような「小さな波を狙った短期勝負」をする際にチェックしておくべき事前条件は?
A:まず「相場の波が本当に小さいのか」を事前に確認することが大切です。
たとえば、経済指標の発表スケジュールや要人発言の予定を確認して、突発的なニュースで急変する可能性がないかをチェックします。
さらに、前日の高値・安値を把握し、当日の値動きがどのレンジ内にあるかを見ておくことも重要です。
0月23日のドル円トレードを振り返って感じたことまとめ
- 10月23日のドル円は151.83円付近からスタートし、20時台には152.77円近辺まで上昇。
- 米中古住宅販売件数発表も反応薄、環境としてはロング優位でスワップ3倍の追い風あり。
- 私のトレードではドル円+豪ドル円を使い、小さな波を狙ったが収支は-8,053円とマイナス。
- トレード中にも「152円突破」「スワップ優遇」「毒饅頭なし」といったプラス材料があったが、損切り・タイミング・波の読みに課題あり。
- 次回への教訓として、通貨ペアの動き・経済指標・スワップ条件・リスク管理を再度精査することが重要。
10月23日という一日を振り返ると、ドル円が151円台から152円台に上昇しやすい環境にあったことは間違いありません。
スワップ3倍という追い風もあり、ロングを中心に攻められる状況ではありました。
しかし、結果としては-8,053円というマイナス収支になりました。
今回の経験から得たのは、「環境が良くても勝てるわけではない」「小さな波を狙うには損切りやタイミングの精度がやはり不可欠」ということでした。
次回は、この教訓を活かして、通貨ペア選定・エントリー&エグジットの戦略・リスク管理をさらに練り直して臨みます。


