2025年10月24日のFXトレードを振り返ります。
この日は全体的に大きなトレンドは出ず、ドル円は朝からじりじりと上げるレンジ気味の動きでした。
21時30分の米CPIと22時45分のPMI発表で一瞬荒れたものの、すぐに落ち着きを取り戻す展開。
そんな中でも、こまめにエントリーと利確を重ねて+6,179円のプラスで終えることができました。
朝から夜までの相場を追いながら、トレードの振り返りと気づきをまとめていきます。
特に今日は、「狭いレンジの中でどう立ち回るか」をテーマに、自分なりに感じたことを書いてみました。
では、10月24日のドル円レートの動きから順に見ていきましょう。
- 10月24日ドル円レートの一日を振り返る
- 10月24日の米国経済指標と為替反応
- 当日の自分のFXトレード収支と通貨ペア別振り返り
- 今日の相場から得た学び・今後の戦略
- 10月24日 ドル円・CPI・PMIの影響をQ&Aで解説
- Q1:CPI発表でドル円が一瞬152.87円から152.27円まで下落したのはなぜ?
- Q2:その後、ドル円が比較的早めに戻した理由は?
- Q3:製造業PMI速報値52.2(予想51.8)が出て10pipsほどドル円が上がったというのは事実?
- Q4:1日を通して「比較的レンジだった」とありますが、その原因は?
- Q5:153円を突破する場面があったのにすぐ戻されたのはなぜ?
- Q6:ポンド円を少しだけ手を出したとのことですが、なぜその通貨ペアを選んだの?
- Q7:+6,179円という収支をどのように受け止めるべき?
- Q8:レンジ相場で利益を出すためには何に気を付ければいい?
- Q9:指標発表時に飛びついても戻されたりするのはよくある?
- Q10:今回の経験から次回どう戦略を変える?
- FXトレード日報まとめ|10月24日のドル円相場と学び
10月24日ドル円レートの一日を振り返る
10月24日のドル円は、朝のスタートから終日レンジ気味の相場でした。
トレンドというよりは「じり上げ→指標で上下→再び落ち着く」という一日の流れ。
では、時間帯ごとにどんな動きだったのかを振り返っていきます。
朝の動き:「152.50円付近」からスタートした背景
朝は152.50円前後からのスタート。
東京市場が始まるまではやや静かな雰囲気で、前日の流れを引き継ぐように落ち着いたスタートでした。
個人的にはこの時間帯、方向感が出にくく「どちらかと言えば上を試す展開かな」という印象。
エントリーは見送りつつ、152.60円付近の反応を観察していました。
この時点では153円を意識する声もあったものの、まだ勢いは弱く、じっくり待ちの構えでした。
午前〜昼のレンジ:152.70~153.06円あたりでの推移
午前から昼にかけては、152.70円から153.06円あたりを中心とした狭いレンジ。
大きく動くシーンは少なかったですが、こういう時ほどレンジの上限・下限を意識した小さなトレードが光ります。
私はこの時間帯、152.85円前後の押し目で軽くロングを入れて小さく利益を取ることができました。
じりじりと切り上がる動きの中でも、エントリーポイントを絞れば意外とチャンスがあると感じた場面です。
夜の指標発表での急変:CPI・PMIによるドル円の反応
21時30分、米CPI(消費者物価指数)の発表で一気に相場が動きました。
結果は予想0.4%に対して0.3%とやや弱い結果で、瞬間的に152.87円から152.27円付近まで急落。
チャートを見ていても「あっ」という間の下落でしたね。
ただその後は割と早めに戻す動きとなり、152.70円台まで回復。
さらに22時45分の製造業PMI速報値(結果52.2/予想51.8)のタイミングでは10pipsほど上げました。
全体としては指標で上下しただけで、大きなトレンド転換までは至らなかった印象です。

急落してもすぐ戻すあたり、やっぱり地合いはまだドル強めでしたね。
23時以降の狭レンジ:152.70~152.90円での落ち着き
指標が終わると、相場はすっかり落ち着きモードに。
23時以降は152.70〜152.90円のレンジで、ほとんど方向感のない展開でした。
無理に仕掛けても取れない時間帯だったので、私は軽くポジションを整理して終了。
このあたりの「やらない勇気」も大事ですよね。
全体的に、10月24日は指標のときだけ動き、他は静かなレンジという1日でした。
動きが限定的でも、小さなチャンスを積み重ねてプラスにできたのは良かったです。
10月24日の米国経済指標と為替反応
10月24日は、夜のアメリカ経済指標が相場を動かした一日でした。
21時30分のCPI(消費者物価指数)、22時45分の PMI(購買担当者景気指数)と、どちらも注目度の高い発表が並び、ドル円トレーダーとしては気の抜けない時間帯。
ここではそれぞれの結果と、為替の反応を振り返っていきます。
米CPI(前月比0.3% vs 予想0.4%)が為替に与えた影響
まずは21時30分に発表された米CPI(消費者物価指数)。
結果は前月比+0.3%(予想+0.4%)と、やや弱い内容。
この結果を受けてドル円は152.87円から152.27円付近まで一気に急落。
発表直後の数秒間で50〜60pipsほど落ちたので、指標トレードをしていた人にはかなりヒヤッとした動きだったと思います。
私もチャートを見ながら、「おお、きたな」という感じでしたが、飛びつかず静観。
こういう“瞬間的な下落”は、その後すぐ戻ることも多いので、冷静さがカギですね。
実際、その後は152.60円台までじわじわ戻していきました。
つまり、市場としては“インフレ鈍化”を受けて一瞬ドル売りになったものの、根本的なトレンドが変わるほどではなかった、という反応です。
米製造業PMI(速報値52.2 vs 予想51.8)で一瞬10pips上昇した理由
続いて22時45分の製造業PMI速報値。
結果は52.2(予想51.8)と、やや良好な数字が出ました。
これを受けてドル円は10pipsほど上昇。
一時的にドル買いが入りましたが、その後は再び152.80円台に戻る展開でした。
この時間帯、CPIの反動でエントリーを狙う人も多かったと思いますが、やはり全体の流れはレンジ。
私もここでは慎重に様子見を続けていました。
PMIの数字が予想を上回ったことで、ドルの底堅さを再確認する動きだったと思います。
指標発表以外で「レンジ相場」が続いた要因
この日は、CPIとPMIの時間帯を除けば、ほとんどが152.70〜153.00円のレンジ相場。
要因としては、まず大きな新しい材料がなかったこと、そして週末を前にしたポジション調整の流れも影響していたと思います。
実際、テクニカル的にも153円ちょうどの上には厚い売りが控えていて、上抜けしても長続きしにくい状況でした。
トレーダーとしては「どちらにも抜けない退屈な時間帯」ですが、無理に仕掛けず、サポート・レジスタンスを意識した細かいトレードに切り替えるのが正解でしたね。
私はこのレンジの中で2回ほどエントリーを試み、小幅な利確を積み重ねて結果的に+6,179円。
大きな動きがなくても、焦らずコツコツ取ることの大切さを改めて感じました。

相場が動かない時間も、チャートとにらめっこして小さく稼ぐのが面白いんです。
当日の自分のFXトレード収支と通貨ペア別振り返り
大きく勝ったというほどではないけれど、レンジ相場の中でコツコツ積み上げてプラスで終えられたのは素直にうれしいです。
この日はドル円が中心でしたが、少しだけポンド円にも手を出しました。
それぞれの通貨ペアでどんなトレードをしたのか、そして反省や気づきを整理していきます。
今日の収支結果:+6,179円という数字を受けての心境と振り返り

今回の結果は+6,179円。
トレード回数自体は多くなく、無理なエントリーを避けて堅実に立ち回れた印象です。
小さくてもプラスで終われた日は、実はすごく大事。
特に動きが限られるレンジの日は、焦って取りにいこうとすると、結局は無駄な損切りに繋がることもあります。
この日はその“落とし穴”にハマらず、やるべきところでだけ仕掛けられたのが良かったです。
反省点を挙げるなら、CPI後の急落を見て「少しだけショートしてみようかな」と考えた瞬間があったこと。
結果的にエントリーは控えたのですが、あの場面で無理をしていたら利益が一気に吹っ飛んでいたと思います。
冷静に我慢できたのも、これまでの経験の積み重ねですね。
ポンド円トレード:少し手を出した理由と反省点
ポンド円にも軽く手を出しました。
ドル円がレンジで動きが鈍くなっていた時間帯に、少しボラティリティを感じたので試しに小ロットでエントリー。
ただし結果はほぼトントン。
ドル円ほどきれいに波を描かなかったので、すぐに撤退しました。
レンジ気味のドル円に飽きて“他の通貨を触ってみよう”という気持ちは分かりますが、結果的に大きな動きがなければリスクだけが残りますね。
やはり、得意な通貨ペアに集中するのが一番だと感じた瞬間でした。

やっぱり得意な通貨に集中する方が無駄なリスクを避けられる。
気付いたこと・次回に活かすポイント
この日のトレード全体を通して感じたのは、「やらない勇気」も立派な戦略だということ。
特にレンジの日は、無理に取ろうとせず、しっかりチャンスを待つことがプラス収支への近道になります。
もうひとつは、“一瞬の動きに飛びつかない” という意識。
CPIで一気に下がった場面などは確かにチャンスに見えるけれど、戻りも早いので、反射的に入ると痛い目を見る可能性が高いです。
今回はそこを冷静にスルーできたのが勝因だったと思います。
次回は、こうした「レンジ+指標」の日でももっと安定したエントリーを目指して、エントリー根拠を明確にしながら小さく積み上げていきたいです。
今日の相場から得た学び・今後の戦略
10月24日の相場は、典型的なレンジ+指標日。
朝から夜まで狭い値幅の中で推移しつつ、CPI・PMIのタイミングだけが一瞬動くという、まさに「落ち着いた相場の中でどう戦うか」が試される一日でした。
プラスで終えられたことはもちろん良かったですが、それ以上に“得た気づき”が多かった1日でもありました。
ここでは、相場から学んだことと、次回以降にどう活かしていくかを整理していきます。
狭いレンジの日はどう立ち回るか(レンジ相場への対応策)
今日のように、ドル円が152.70〜153.00円の狭いレンジで動く日は、本当に難しいです。
トレンドフォローが通用しにくく、上下どちらにも抜けない。
こういう日は「抜けるのを待つ」か「レンジの端で逆張りを狙う」か、どちらかに絞るのが大切ですね。
私の場合は、小ロットでレンジの下限でロング、上限で軽く利確という超シンプルな戦略でコツコツ積みました。
大きな利益にはなりませんが、リスクを最小限に抑えながら“勝ち癖”を維持できるのがこのやり方の良いところ。
また、レンジのときほど「ムリに取らない」意識を持つことも大事です。
相場が静かなときに焦って入ると、結局スプレッドや細かなノイズで削られることが多い。
静かな相場では、“休むもトレード” を意識するようにしています。
指標直後の急変動:飛びつかず冷静に対応するために
今回のCPIとPMIの動きは、本当にいい勉強になりました。
CPIが予想を下回って一瞬で50pipsほど落ちたとき、チャートだけ見れば“ショートしたくなる”動きでした。
でも、そういう場面こそ落ち着くことが大切。
実際にはすぐに戻しましたし、下げの勢いも続かなかった。
これは典型的な“指標の初動だけの反応”です。
今後も同じような局面では、指標の直後ではなく「1分〜3分後の方向を見極めてから」入るようにしたいと思います。
冷静さを保てたのは成長を感じましたね。
153円突破の「けれども戻された」展開から学ぶこと
153円を突破した瞬間は、ドル円が上に抜けるかどうか注目されていた場面でした。
結果的に一瞬だけ上がって、すぐに戻されましたが、あの値動きには多くのヒントがあります。
まず、節目の価格(キリ番)では利確・逆張り注文が集中するということ。
153円ちょうどは心理的な節目なので、そこを抜けても勢いが弱ければすぐに反転しやすいんですよね。

節目の価格では利確や逆張りが集中する…なるほど、反転しやすいわけだ。
その意味では、次に153円を明確にブレイクして定着できるかが今後の注目ポイントだと思います。
次回似たような局面が来たら、「抜けた瞬間に飛び乗る」のではなく、ブレイク後にもう一度押し目を確認してから入るようにしたいです。
今回の動きは、いい経験になりました。
10月24日 ドル円・CPI・PMIの影響をQ&Aで解説
10月24日のFXトレードを振り返る中で、相場の動きや指標のタイミングなどについて「そういえば、あの時どうだったんだろう?」と気になる方もいると思います。
この記事では、当日のドル円の値動き・米国指標(CPI/PMI)・トレード判断に関してよく聞かれそうな内容をピックアップして、自分なりの視点で簡潔にまとめました。
相場を追っていた方も、あとからチャートを見返す方も、「この時間に何があったのか」「なぜこの動きになったのか」を整理する参考になれば嬉しいです。
Q1:CPI発表でドル円が一瞬152.87円から152.27円まで下落したのはなぜ?
A:予想が 0.4% だったところ結果が 0.3% と予想を下回ったため、ドル売り/円買いが急に強まったためです。
Q2:その後、ドル円が比較的早めに戻した理由は?
A:指標の「想定下振れ」が既に市場に織り込まれていたこと、かつその直後に製造業PMIが予想を上回ったためドル買いが反発したことが背景です。
Q3:製造業PMI速報値52.2(予想51.8)が出て10pipsほどドル円が上がったというのは事実?
A:はい、当日のデータカレンダーによるとそのような反応幅がありました。
Q4:1日を通して「比較的レンジだった」とありますが、その原因は?
A:指標発表以外に大きな材料が出なかったこと、かつ市場が次のイベントを待つムードだったため、ドル円は大きく動かずレンジに留まりました。
Q5:153円を突破する場面があったのにすぐ戻されたのはなぜ?
A:突破はあくまで「試し」に過ぎず、市場心理的には警戒感が強く、利確や売りが出たためすぐに反落したと考えられます。
Q6:ポンド円を少しだけ手を出したとのことですが、なぜその通貨ペアを選んだの?
A:ドル円と相関がある程度ある通貨ペアで、またレンジ相場中にちょっとした変化を捉えられると思ったためです。
Q7:+6,179円という収支をどのように受け止めるべき?
A:トレードは勝つ日もあれば負ける日もあります。
今日のようなレンジが続く日は「無理に動かない」ことも一つの戦略という反省を持つことが大切です。
Q8:レンジ相場で利益を出すためには何に気を付ければいい?
A:損切りと利確の設定を明確にしておく、動きが鈍いときは枚数を落とす、そして大きな指標前後は静観するというシナリオを持つと良いでしょう。
Q9:指標発表時に飛びついても戻されたりするのはよくある?
A:はい。
指標直後の急変動は「瞬間的な動き」であって、その後に市場が再評価を行い戻ることも多いため、慌てて飛びつくのはリスクがあります。
Q10:今回の経験から次回どう戦略を変える?
A:指標の前後でエントリーを控えめにする、突破を狙うなら確実にブレイクしてから追いかける、レンジ中は資金を減らしながら待つ、という点を改めて意識したいと思います。
FXトレード日報まとめ|10月24日のドル円相場と学び
- 10月24日のドル円は朝152.50円付近から始まり、昼過ぎには152.70~153.06円あたりで推移。
- 米CPI(前月比0.3%)が予想0.4%を下回り、ドル円が一瞬152.87円→152.27円まで下落。
- 製造業PMI速報値が52.2(予想51.8)で、22時45分ごろにドル円が10pipsほど上昇。
- 指標発表以外は相場が落ち着き、23時以降は152.70~152.90円の狭いレンジに。
- 自身のトレードはドル円・ポンド円にて実施し、収支は-6,179円とマイナス。
- 今日の反省:突破場面を狙ったがすぐ戻された。レンジ相場での立ち回りを改めて見直す必要あり。
今日は一日を通して“レンジ&指標ショック”という典型的な展開になりました。
朝からドル円は152.50円付近でスタートし、昼には152.70〜153.06円あたりでじりじりと切り上がるも、153円を突破した場面は“触ってみたくなる”ものの、結果的には戻されるという展開。
夜には米CPIとPMIという大きな材料があり、CPIで急落、PMIで一瞬上昇という動きになりました。
これらの動きを受けて自分のトレードも入りどころ・抜けどころに迷いが出てしまい、結果として+6,179円という収支に。
動きが薄めの日はむしろ“待つ”ことも戦略のひとつ、ということを再認識しました。
次回は今日の反省を活かして、レンジ相場対応・指標前後のエントリー判断を明確にして臨みたいと思います。

