2025年もいよいよカウントダウンが始まりましたね。
FXトレーダーにとって12月の最終週は、市場の参加者が減って動きが読みづらくなる難しい時期です。
今週は高市政権下での円安トレンドが意識される中で、政府関係者からの発言も相次ぎ、緊張感のある一週間となりました。
私が実際にチャートと向き合い、どのような判断でトレードを行ったのか、日々の推移とともに詳しく振り返っていきます。
高市政権を睨んだFX戦略と今後の展望については、こちらの記事でさらに深く掘り下げて解説しています!
ぜひセットで読んでみてくださいね。
- 12月22日(月)口先介入の波に飲まれた週明けの攻防
- 12月23日(火)じわじわと進む円高方向への調整
- 12月24日(水)クリスマスイブの静かなる下落
- 12月25日(木)市場休場とブログのリライト作業
- 12月26日(金)スワップ6倍デーと2025年最後の締めくくり
- 2025年12月第4週のFXトレード収支
- 年末のFX相場に関するよくある質問
- Q1:12月22日に三村財務官が発言した背景は何ですか?
- Q2:クリスマス週にドル円が155円台まで下がったのはなぜですか?
- Q3:片山財務相の断固たる措置という言葉に強制力はありますか?
- Q4:12月23日にショートポジションのスワップが取られなかったのはなぜですか?
- Q5:城内経済相が言及したファンダメンタルズとは具体的に何を指しますか?
- Q6:24日の午前中にドル円が急落したのはなぜですか?
- Q7:25日にFXのレートが全く動かないのはどうしてですか?
- Q8:26日のスワップ6倍デーとはどのような仕組みですか?
- Q9:高市政権になってから円安が加速したのはなぜと言われていますか?
- Q10:年末の薄商いの中でトレードする際のもっとも大きなリスクは何ですか?
- 今週の振り返りと今後の展望
12月22日(月)口先介入の波に飲まれた週明けの攻防
週明けの月曜日は、穏やかなスタートを切るかと思いきや、政府当局者からの相次ぐ発言によって為替市場に緊張が走りました。
特にドル円は夜にかけて動きが活発になり、テクニカルだけでは判断しづらい展開となりました。
三村財務官と片山財務相による円安牽制
ドル円は朝方157.69円付近で始まり、日中は157.20円から157.50円台の非常に狭いレンジで推移していました。
しかし夜の22時を過ぎたあたりから潮目が変わります。
三村財務官による「行き過ぎた動きには適切に対応取る」という発言に加え、片山財務相からも「過度な変動には断固たる措置」という強い口先介入が入りました。
これを受けてドル円は下落の勢いを強め、深夜2時過ぎには156.70円付近まで押し下げられる形となりました。
豪ドル円は104.17円から始まり一時は103.94円まで下げたものの、その後は底堅く104.30円から104.61円のレンジへ浮上。
ドル円の弱さと対照的にクロス円の底堅さが目立った一日でした。

口先介入だけでこれだけ反応するのは、やはり市場も157円台は「介入ゾーン」として相当意識している証拠。
ただ、実弾(為替介入)が入らない限り、このクロス円の強さが続くなら円安トレンドの終焉はまだ先かなと感じています。
12月23日(火)じわじわと進む円高方向への調整
火曜日は前日の介入発言の余韻が残っているのか、ドル円は上値の重い展開が続きました。
大きなトレンドが出るというよりは、じりじりと安値を更新していくような、忍耐力が試される相場つきでした。
城内経済相の発言とショートポジションの心理
この日は157.07円付近から始まったドル円ですが、反発する力は弱く、18時頃には155.65円付近まで値を下げました。
城内経済相からもファンダメンタルズを反映した安定的な推移が重要との発言があり、政府全体で円安を抑え込みたい意図が感じられました。
一方で、今日の持ち越しはショートポジションでもスワップの支払いを気にしなくて済む日だったので、精神的には少し楽に構えることができました。
豪ドル円も104.50円から14時には103.89円まで下げましたが、そこからは徐々に買い戻されて104.68円で引けています。
下値ではしっかりと買い支えが入る印象を受けました。

ドル円だけが重く、クロス円が強いという「ねじれ」は、ドル売りというよりは、円売り意欲が依然として旺盛なことを示唆しています。
当局がどれだけ牽制しても、高市政権の緩和的な姿勢を信じている勢力が多い限り、クロス円の下値は当面の間、相当堅いと見ていいかもしれませんね。
12月24日(水)クリスマスイブの静かなる下落
世界中が休暇ムードに包まれ始める中、東京市場の時間帯にドル円が一段安となる場面がありました。
欧米勢が不在となる前のポジション調整が主な要因だったのかもしれません。
流動性が低下する中でのドル円155円台突入
ドル円は156.22円付近からスタートしましたが、午前11時台に155.55円付近まで下落しました。
その後は翌朝まで155.60円から156.00円の間で小刻みに動く典型的なレンジ相場となり、155.95円付近で取引を終えています。
豪ドル円も午前中に104.35円まで下落した後、20時台には104.64円まで戻すなど、行ったり来たりの展開でした。
深夜に再度104.34円まで押される場面もありましたが、最終的には104.67円付近で終了。
明日の休場を控えて、無理なトレードは控えるべきだと再確認した一日でした。

豪ドル円がこれだけ上下に振れるのは、方向感がない証拠。
明日が休場だと分かっている以上、深夜までチャートに張り付くのは時間効率が悪すぎます。
稼ぐことよりも、資金を守って穏やかにイブを過ごすことの方が、長期的な運用では何倍も大切だと実感した一日でした。
12月25日(木)市場休場とブログのリライト作業
今日はクリスマスということで、海外の主要市場は軒並み休場です。
チャートもほとんど動かないため、私もトレードは完全にお休みすることに決めました。
相場が動かない時間をブログのメンテナンスに充てる
トレードができない時間は、ブログの運営に充てることにしました。
実はGoogleのインデックスに登録されていない記事がいくつかあり、朝から晩まで必死にリライト作業を進めていました。
Googleの審査基準は年々厳しくなっていると感じますが、自分の書いた情報をしっかり読者に届けるためには避けて通れない道です。
FXもブログも、地道なメンテナンスと改善が成功への近道だと痛感した休日となりました。

FXもブログも「やりっぱなし」が一番怖いですね。
チャートの検証を怠れば負け越すように、ブログもリライトという検証を止めれば誰にも読まれなくなります。
結局、最後に生き残るのは華やかな手法を追う人ではなく、こうした地味な作業を淡々と続けられる人なんだと再認識しました。
12月26日(金)スワップ6倍デーと2025年最後の締めくくり
クリスマス明けの金曜日は、年末特有の変則的なスワップポイントが意識される日となりました。
高市政権下で進んだ円安の勢いは衰えず、最後は円売りが優勢な展開で幕を閉じました。
年末のポジション調整とスワップ狙いの動き
ドル円は155.84円付近から始まり、一時は155.98円まで押されましたが、そこからは買いが優勢となりました。
この日はスワップが通常の6倍付与される特殊な日だったため、ロングポジションを持ち越そうとする動きが目立ちましたね。
深夜2時過ぎには当日高値の156.73円をつけ、最終的に156.52円付近で終了しました。
2025年を振り返れば、女性初の総理となった高市氏の誕生により為替は大きく円安に振れましたが、この最終週もその流れを象徴するかのような底堅い動きで終わりました。

単なるスワップ狙いだけでなく、高市政権の「成長重視=円安容認」というメッセージを市場が完全に信頼している証拠ですね。
スワップ6倍という強烈なインセンティブがある中で、これだけ堂々と買われるのは、来年も円安トレンドが続くというマーケットの強い意志を感じます。
2025年12月第4週のFXトレード収支
今週のトレード結果を日別にまとめました。
微々たる利益ではありますが、来年はロットを上げて、さらに収益を積み上げていきたいと考えています。
- 12月22日(月):-2,241円

- 12月23日(火):+3,066円

- 12月24日(水):+3,669円

- 12月25日(木):+406円

- 12月26日(金):+2,588円

年末のFX相場に関するよくある質問
今回のトレード期間中に意識されたポイントや、市場の反応について皆さんが気になりそうな内容をQ&A形式でまとめました。
Q1:12月22日に三村財務官が発言した背景は何ですか?
A1:高市政権発足後、円安が急激に進行したことで輸入物価の上昇が懸念されたため、市場を牽制する目的で発言が行われました。
Q2:クリスマス週にドル円が155円台まで下がったのはなぜですか?
A2:実需の決済が落ち着いたことや、欧米の投資家が休暇に入る前の利益確定売りが出たことが主な要因と考えられます。
Q3:片山財務相の断固たる措置という言葉に強制力はありますか?
A3:直接的な強制力はありませんが、実際の市場介入を示唆する強い言葉として受け止められ、一時的に円を買い戻す動きを誘発しました。
Q4:12月23日にショートポジションのスワップが取られなかったのはなぜですか?
A4:土日の分を含めたスワップポイントの付与タイミングが年末年始のスケジュールで調整されたため、この日は支払いが発生しませんでした。
Q5:城内経済相が言及したファンダメンタルズとは具体的に何を指しますか?
A5:日米の金利差や経常収支、物価上昇率など、経済の基礎的な条件のことを指しており、それらと乖離した動きを牽制しました。
Q6:24日の午前中にドル円が急落したのはなぜですか?
A6:流動性が極端に低下する中で、まとまった売り注文が出たことで価格が飛びやすくなったことが原因と推測されます。
Q7:25日にFXのレートが全く動かないのはどうしてですか?
A7:世界中の銀行や機関投資家がクリスマスで休業し、インターバンク市場での取引が成立しなくなるためです。
Q8:26日のスワップ6倍デーとはどのような仕組みですか?
A8:年末年始の休業期間中のスワップポイントをまとめて算出するため、受け取りや支払いが通常より多くなる現象です。
Q9:高市政権になってから円安が加速したのはなぜと言われていますか?
A9:積極的な財政出動や金融緩和の継続を期待する市場心理が働き、円が売られやすい環境が整ったためと分析されています。
Q10:年末の薄商いの中でトレードする際のもっとも大きなリスクは何ですか?
A10:通常時なら何でもないような注文量でも価格が乱高下しやすく、スプレッドも拡大するため、予期せぬロスカットが発生しやすい点です。
今週の振り返りと今後の展望
今週の動きを整理すると以下のようになります。
- 月曜日の強力な口先介入によりドル円の上値が重くなった。
- クリスマス休暇に向けて市場の流動性が低下し、155円台半ばまで調整が進んだ。
- 25日の休場を挟み、26日はスワップ狙いの円売りも重なって反発。
- 1週間を通してみれば、高市政権下の円安基調を維持しつつ調整が入る展開だった。
2025年最後のトレード週は、介入への警戒感と休暇ムードが入り混じった独特な雰囲気でした。
収支としてはプラスで終えることができましたが、やはり薄商いの中でのトレードは神経を使いますね。
高市政権の誕生から始まったこの円安トレンドが、2026年に向けてどのように変化していくのか、引き続き注視していきたいと思います。
今年も一年、私のトレードログにお付き合いいただき本当にありがとうございました。

また来年もお会いできるのを楽しみにしています。
年末相場の基本を知りたい方は、こちらの記事👇
初心者でも分かる年末のFXトレード戦略でも深く掘り下げて解説しているので、読んでみてください。
