2月に入り、為替市場は新たな局面を迎えた印象です。
先月までの流れを引き継ぎつつも、経済指標の結果を受けてドルが一段と強含む場面が見られました。
今週は特に米国の景況感を示すデータが相次ぎ、それに対してレートが敏感に反応する展開が続きました。
今週の157円突破へと繋がる伏線となった、政府当局の激しい牽制と米指標に揺さぶられた激動の1月最終週を振り返ります。
2026年1月最終週のトレード記録はこちら
- 2月2日(月)米ISM製造業指数のサプライズとドルの反発
- 2月3日(火)豪準備銀行の金利発表と豪ドルの独歩高
- 2月4日(水)雇用統計の乱高下と豪ドル円110円到達
- 2月5日(木)157円台突入と週内唯一の調整
- 2月6日(金)高値圏での保ち合いと豪ドルの歴史的高値更新
- 2月第1週の相場に関する疑問と回答
- Q1:2日のISM製造業景気指数が予想の48.3を大幅に上回った主な要因は何ですか?
- Q2:豪ドル円が今週見せた「35年ぶりの高値」とはいつ以来の水準ですか?
- Q3:4日のADP雇用統計の結果が予想より大幅に悪かったのはなぜですか?
- Q4:豪ドル円が木曜日に唯一の陰線を引いたのは、市場で何が起きたからですか?
- Q5:ドル円が157円台に乗せた際、財務省からの口先介入などはありましたか?
- Q6:金曜日の豪ドル円が安値108.04円から110.29円まで急反発した背景は何ですか?
- Q7:今週のドル円の最大変動幅(高値と安値の差)はどのくらいでしたか?
- Q8:3日の豪中銀政策金利発表後、豪ドルが売られなかったのはなぜですか?
- Q9:ISM非製造業景気指数が53.8と好調だったことは、FX市場にどう影響しましたか?
- Q10:今週の豪ドル円のトレードで最も注意すべきだったポイントはどこですか?
- 2月第1週のトレード振り返りとまとめ
2月2日(月)米ISM製造業指数のサプライズとドルの反発
週明けのマーケットは、ドル円が154.93円付近からのスタートとなり、東京時間はやや上値の重い展開から始まりました。
しかし、夜にかけて発表された米国の経済指標が相場の景色を一変させることになります。
2月2日のトレード内容
2月2日のトレード収支:+10,564円

この日は155円台を巡る攻防が続いていましたが、24時に発表された1月ISM製造業景気指数が市場予想の48.3を大きく上回る52.6という結果になりました。
これにより、米国の製造業が底堅いことが証明され、ドル買いが加速。深夜にかけて155.78円まで一気に駆け上がる動きを見せました。
一方、豪ドル円は107.66円付近から始まり、一時は106.85円付近まで押し込まれる場面もありましたが、当日高値108.36円を付けた後、最終的には108.06円付近で陽線を形成して終了しました。

上回るISMの結果は、まさにドルの独歩高を決定づける合図でしたね。
注目すべきは豪ドル円の動き。
一時106円台まで押し込まれても、最終的に陽線で引けた点は、下値の堅さと強い買い意欲を感じさせます。
2月3日(火)豪準備銀行の金利発表と豪ドルの独歩高
火曜日はオーストラリア準備銀行の政策金利発表に大きな注目が集まりました。
ドル円については、前日の大幅な上昇の反動もあり、17時台までは155.50円を挟んで上下10pips程度の非常に狭いレンジでの推移が続きました。
2月3日のトレード内容
2月3日のトレード収支:+2,463円

豪中銀は市場予想通り政策金利を3.85%で据え置きましたが、その後の声明内容がタカ派的と受け止められたことで豪ドルが猛烈に買われました。
豪ドル円は前日に続き陽線を記録し、最高値109.55円まで上昇、終値も109.34円と非常に強い形でした。
ドル円もこの流れに引きずられるように18時台から上昇を開始し、23時台には当日最高値の156.08円付近まで上値を伸ばしました。

終値がほぼ当日最高値圏で引けているのが非常に強いサインです。
これだけ勢いよく陽線が続くと、ショート勢の踏み上げも巻き込んでいる可能性が高いですね。
逆張りしたくなる気持ちを抑えて、素直にトレンドに乗る勇気が試される場面でした。
2月4日(水)雇用統計の乱高下と豪ドル円110円到達
水曜日は一転して難しい相場となりました。
ドル円は20時頃まで156.85円付近まで順調に上昇していたのですが、その後の経済指標の結果を受けて乱高下に巻き込まれてしまいました。
2月4日のトレード内容
2月4日のトレード収支:-14,649円

22時過ぎに発表された米ADP雇用統計が、市場予想を大幅に下回る2.2万人という厳しい数字となり、一時的に激しいドル売りに見舞われました。
156.35円付近まで押し戻されたところで損切りを余儀なくされましたが、その後に発表されたISM非製造業景気指数が良好だったことで結局全戻しとなり、午前7時には156.83円まで回復しました。
豪ドル円の勢いも止まらず、最高値はついに110.18円まで到達。
終値は109.74円となりましたが、異例の強さを見せています。

ドル円がADP雇用統計で迷走する中、豪ドル円が110円の大台を突破した点に注目です。
ドルの指標が悪くても「円売り」の勢いが勝っているときは、ドル円よりもクロス円の方がトレードしやすかったりします。
一つの通貨ペアに固執せず、一番強い通貨を探す重要性を改めて痛感した一日でした。
2月5日(木)157円台突入と週内唯一の調整
木曜日はついにドル円が157円の壁を突破する動きを見せました。
14時台までは156.80円を挟んで小動きでしたが、15時台からレートが切り上がりました。
2月5日のトレード内容
2月5日のトレード収支:-2,052円

18時台には当日最高値の157.33円まで上昇しましたが、そこからは急激な下落に転じ、22時台には156.52円付近の安値を付けるなどボラティリティの激しい展開に。
一方の豪ドル円は、今週で唯一の陰線を記録しました。
始値109.74円から一時109.95円まで高値を更新したものの、そこから反落。
終値はほぼ安値圏の108.71円付近となり、連日の急騰に対する調整が入った形です。

わずか数時間で1円近く動くボラティリティの高さは、チャンスでもありリスクでもあります。
豪ドル円が今週初めて陰線を見せたように、どれほど強いトレンドでも必ず「一休み」が入るもの。
高値追いをして火傷する前に、こうした調整のサインを冷静に待つ余裕を持ちたいところです。
2月6日(金)高値圏での保ち合いと豪ドルの歴史的高値更新
週末金曜日は、ドル円が今週の上昇分を固めるような動きとなりました。
一方で、クロス円では豪ドルが再び驚異的な買い戻しを見せ、歴史的な節目を完全に抜ける展開となりました。
2月6日のトレード内容
2月6日のトレード収支:+5,180円

ドル円は157.04円からスタートして一時は156.51円まで下落しましたが、その後は157円近辺のレンジで安定。
特筆すべきは豪ドル円の爆発力です。
安値108.04円付近から一気に買い進まれ、終値はほぼ高値の110.29円付近を記録しました。
これは1991年以来、約35年ぶりの高値更新という歴史的な瞬間となり、通貨の強弱が鮮明に出た週末となりました。

ドル円がレンジで停滞する中で、豪ドル円だけが垂直に立ち上がる。
これこそが為替市場の面白さであり、通貨強弱を把握することの重要性です。ドル円が動かないからと休むのではなく、その裏で「どの通貨が最強か」を追いかけることで、今回のような歴史的な爆発力を利益に変えるチャンスが生まれます。
2月第1週の相場に関する疑問と回答
今週の激しい値動きや、歴史的な高値を記録した豪ドル円の背景について整理してみました。
Q1:2日のISM製造業景気指数が予想の48.3を大幅に上回った主な要因は何ですか?
A1:新規受注指数が50を超えて回復したことや、生産活動が活発化したことが米景気の底堅さを示唆しました。
Q2:豪ドル円が今週見せた「35年ぶりの高値」とはいつ以来の水準ですか?
A2:1991年以来の高水準となっており、長期的なレジスタンスラインを完全に上抜けた形です。
Q3:4日のADP雇用統計の結果が予想より大幅に悪かったのはなぜですか?
A3:一部の産業での採用抑制や、労働市場のミスマッチが一時的に数字に表れたものと考えられます。
Q4:豪ドル円が木曜日に唯一の陰線を引いたのは、市場で何が起きたからですか?
A4:連日の急騰による過熱感から利益確定売りが先行したことに加え、ドル円の急落に連動した部分が大きいようです。
Q5:ドル円が157円台に乗せた際、財務省からの口先介入などはありましたか?
A5:今週は目立った牽制発言はなく、それが市場の安心感を誘い、ドル買い・円売りに拍車をかけました。
Q6:金曜日の豪ドル円が安値108.04円から110.29円まで急反発した背景は何ですか?
A6:押し目買いの意欲が非常に強かったことや、週末を控えたショートカバー(買い戻し)が巻き込まれたためです。
Q7:今週のドル円の最大変動幅(高値と安値の差)はどのくらいでしたか?
A7:月曜安値の154.595円から木曜高値の157.33円まで、約2.73円という非常に大きな値幅でした。
Q8:3日の豪中銀政策金利発表後、豪ドルが売られなかったのはなぜですか?
A8:金利据え置きは織り込み済みで、むしろ声明文から将来的な利上げの可能性を市場が読み取ったためです。
Q9:ISM非製造業景気指数が53.8と好調だったことは、FX市場にどう影響しましたか?
A9:ADP雇用統計で沈んだドルを再び押し上げる原動力となり、米国のサービス業の強さを印象付けました。
Q10:今週の豪ドル円のトレードで最も注意すべきだったポイントはどこですか?
A10:木曜日の調整局面を除き、押し目を作らずに上昇し続ける強さがあったため、安易な逆張りが非常に危険な相場でした。
2月第1週のトレード振り返りとまとめ
今週のトレードと相場の動きを整理します。
- 月曜日のISM製造業景気指数によりドル円の155円台定着が鮮明になった。
- 豪ドル円が月曜の107.66円から金曜の110.29円まで、35年ぶりの歴史的高値を更新した。
- ADP雇用統計の予想外の弱さによる乱高下で、一時的に大きな損失を出した。
- ドル円は最終的に157円台で週を終え、上昇トレンドが非常に強いことを確認した。
2月第1週は、ドル円で通算するとプラスで終えることができましたが、水曜日の大きなマイナスが響き、利益を削ってしまったのが反省点です。
特に米国の経済指標の結果がまちまちだったことで、振り回される場面もありました。
しかし、豪ドル円が35年ぶり高値更新という歴史的な相場に立ち会えたことは、今後の戦略を立てる上でも大きな経験になりました。
次週もこの強いトレンドが続くのか、慎重に見極めていきたいと思います。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
皆様のトレードが実りあるものになるよう願っています。

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