2025年9月11日のドル円相場は、昼間の小幅レンジから一転、21時30分のCPI(消費者物価指数)と失業保険関連の指標発表をきっかけに、大きく動き出しました。
前日と同様に乱高下が見られ、147円を一時割り込むなど、値動きに振り回されたトレーダーも多かったのではないでしょうか。
この記事では、当日の相場の流れを時系列で振り返りながら、私自身のトレード戦略やポジション管理、そして最終的な収支についても正直に公開していきます。
小幅なレンジに慣れてしまうことで見誤りがちな「動く相場」の怖さや、今後に活かしたい気づきについても触れていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
2025年9月11日のドル円相場|CPIと失業保険申請件数がカギ
この日のドル円相場は、まるで静と動が同居したような1日でした。
日中はほとんど動かず、まさに投資家泣かせの小幅レンジ相場。
夜になって状況は一変。
注目されていた21時30分発表の米国CPI(消費者物価指数)と新規失業保険申請件数、継続受給者数のデータによって、相場が一気に加速します。
ここでは、そんな1日の流れを振り返りつつ、値動きの背景を考察していきます。
昼間のドル円は前日同様の小幅なレンジで推移
2025年9月11日(木)の東京時間から欧州初動にかけてのドル円は、前日同様に非常に狭い値幅の中での推移となりました。
具体的には147.30円前後を中心に、上下に数pips動く程度の小幅なレンジ相場で、エントリーのタイミングが非常に難しい1日だったと言えます。
特に、ボラティリティの低さと流動性の少なさが際立ち、「値幅狙い」の短期トレードには不向きな展開でした。
レンジブレイクを期待して入ってもすぐに反転される、いわゆる「ダマシ」が何度も発生した印象です。

ここで抜けるか…?と思ってロングした瞬間に戻されて、ため息ばかりでした💧
私自身も、午前中は数回エントリーを試みたものの、想定よりも動かずすぐに撤退。
その後は無理せず様子見に切り替えました。
こういった「動かない相場」では、無理にポジションを持たない勇気が本当に大事だと痛感しますね。
21時30分の経済指標発表|CPIと失業保険データの影響
米国時間の21時30分には、注目のCPI(消費者物価指数)と、新規失業保険申請件数、継続受給者数が同時に発表されました。
今回のCPIは市場予想よりやや強い結果となり、一時的にドル買いの勢いが加速。
それに合わせてドル円も急上昇しましたが、その後は売り圧力も入り、前日同様に大きな乱高下が発生しました。
この場面ではスプレッドも一時的に広がり、滑る注文(スリッページ)も発生しやすくなっていたと思います。
私は、昨日はリスク回避のため、指標直後の数分間は静観しました。
落ち着いてきたタイミングで逆張り的に短期エントリーを狙いました。

CPIの数字を見てから入ろうと思ったら、もう上下にバチバチ動いてて、怖くて触れませんでした。
指標トレードは、ギャンブル的になりがちなので、事前の戦略と割り切りが必要ですね。
私は「動く前に入る」タイプですが、昨日は事前に含み益ポジがつくれませんでした。
指標後のドル円は一時147円割れ、その後の動き
CPI発表から一時間ほどで、ドル円は急落し、一時147円を明確に割り込みました。
この147円という水準は、心理的にも重要なサポートラインであり、割れた瞬間にはロスカットも巻き込んだ下げが見られました。
ただ、147円を大きく割るような流れにはならず、すぐに買い戻しが入り、その後は147〜147.40円の狭いレンジで推移。
明け方までにかけては、特に方向感のない、落ち着いた値動きに戻っていきました。
この動きから感じたのは、短期筋による仕掛け的な動きと、それを見越したヘッジファンド勢のストップ狩り。
個人投資家としては、「ここは割れないだろう」という思い込みを持っているとやられてしまう場面だったと思います。

まさかここで147円割るか…と正直焦りましたね。下ヒゲすごかったです。
私のFXトレード結果と収支公開|2025年9月11日
毎日コツコツと記録しているFXのトレード収支。
今回は、2025年9月11日の実際の取引内容と、そこから得られた利益や反省点を公開します。
動きの少ない昼間に苦戦しつつも、夜の相場変動に備えた戦略が功を奏して、わずかながら利益を確保できた一日でした。
具体的な取引内容とともに、どのような場面でエントリー・決済を判断したか、私なりの視点で振り返ります。
当日の取引履歴をコピペで添付
まずは、2025年9月11日の実際のトレード履歴を以下にそのまま貼り付けておきます。
取引はドル円と豪円を取引しました。

収支は910円のプラス|私の戦略と反省点
この日の最終的な収支は+910円。
金額的には本当に“お小遣い”程度ですが、相場環境を踏まえると、リスクを抑えてのプラス着地は十分に評価できる内容だったと感じています。
昼間は値幅が狭すぎて、「もう今日はノートレでいいかな」と思っていたのですが、夜の指標後はボラティリティが急上昇。
そこで少しだけエントリーしました。
短期的な逆張りが中心でしたが、深追いはしなかったので、メンタル的にも余裕を持ってトレードできたのが良かったです。

焦って何度も入っていたら、むしろマイナスだったかも…これは“やらない勇気”が勝因でした。
ただ一つ反省点を挙げるとすれば、指標後に147円割れを見たときの値動きを“見てるだけ”で終わってしまったこと。
チャンスがあったのに、指をくわえて見ていたのはちょっと悔しいですね。
とはいえ、無理に入って大きくやられるよりは、今後のための“観察”として割り切りました。
今日のドル円相場で感じた教訓|小幅レンジと乱高下のギャップに注意
FXを続けていると、思わぬところに落とし穴があると痛感します。
9月11日はまさにそんな日でした。昼間の小幅レンジに慣れてしまっていたせいか、夜の激しい動きに対して少し判断が鈍ってしまった部分も。
ここでは、相場の落とし穴と、私が実際に感じた教訓について共有します。
短期トレーダーにとっては「あるある」かもしれませんが、だからこそ意識しておきたいポイントです。
慣れが招く判断ミス、レンジ感覚が通用しない場面
個人的に、この日一番印象に残ったのは、「昼間のレンジ相場に慣れた感覚のまま、夜の乱高下に対応しようとしたことで判断が鈍った」ということです。
小幅な値動きが続くと、ついエントリーポイントを早くしてしまったり、「ここまでは戻るだろう」と勝手に思い込んでしまったりします。
でも、指標後はそんなロジックが全く通用しません。
実際、指標直後にエントリーして大きくやられた人も多かったのではないでしょうか?

昼間と同じ感覚で“5pips抜き”狙ったら、一瞬で15pips逆行して、冷や汗かきました…
このギャップに対応するには、時間帯ごとの相場の“呼吸”を見極めることが大事だと改めて感じました。
特にニューヨーク時間の経済指標直後は、普段とはまったく違う“戦場”にいる意識が必要ですね。
私のナイトルーティンとFX|寝る前のポジション整理術
もう一つ、最近意識しているのが「夜寝る前にポジションを持ち越さない」というルールです。
特にこういった乱高下のある日は、持ち越すリスクが高すぎます。
私はCPI発表後の23時台に、最後のトレードを終えたあと、チャートをもう一度見直して「ノーポジで寝る」と決めました。
翌朝には147円台前半で落ち着いていましたが、万が一に備えてポジションをクローズしておいたことに後悔はありません。
寝ている間に急落が起きていたら…と考えるとゾッとします。

朝起きて評価損が広がっていると、1日テンション下がりますよね…。
トレードは「勝つ」ことも大事ですが、「守る」姿勢がそれ以上に重要。
自分なりのナイトルーティンを決めて、メンタル管理にもつなげる習慣化を意識しています。
2025年9月11日のドル円相場に関するよくある質問10選
ここからは、2025年9月11日のFX相場をもとに、当日に関連するよくある質問をまとめました。
記事内で触れていない内容を中心に、経済指標の意味やドル円のテクニカル背景、トレード戦略に関する疑問点について簡潔に回答しています。
初心者の方だけでなく、復習したい中級者の方にも参考になるかと思います。
Q1:CPI発表時に逆指値注文は有効ですか?
A:はい、有効です。
ただし、スリッページが起きる可能性もあるので、過信は禁物です。
Q2:9月11日のCPIの結果は市場予想と比べてどうでしたか?
A:市場予想よりやや強い内容で、ドル買いが一時進みました。
Q3:失業保険申請件数が注目される理由は?
A:労働市場の状態をリアルタイムで把握できるため、金利動向に影響を与える重要指標です。
Q4:147円を割った背景には何がある?
A:指標結果+短期的なストップ狩りの可能性が高いです。
Q5:スキャルピングとスイング、どちらが向いていた相場?
A:昼はスキャル不向き、夜はスキャル有利。
時間帯でスタイルを変えるのがベターです。
Q6:前日の動きと似ていたのはなぜ?
A:市場参加者が指標待ちで様子見モードだったことが影響しています。
Q7:乱高下をどう乗り切ればいい?
A:損切りを躊躇せず、無理なエントリーを避けるのが第一です。
Q8:日中の低ボラ相場では何を見ておくべき?
A:オプションの建玉、指値注文の位置など板情報も参考になります。
Q9:ドル円以外で動きが出ていた通貨は?
A:豪ドルがCPIの影響を受けて上下しました。
Q10:相場の変動で最も意識すべきテクニカルは?
A:サポート・レジスタンスライン。
147円は心理的節目として重要でした。
2025年9月11日のFXドル円相場を総まとめ
- 昼間は前日同様、小幅な値動きでやりづらさが目立った。
- 21時30分のCPI&失業保険データで相場が急変。
- 一時147円を割り込む乱高下も発生。
- 小幅なレンジに慣れると判断が鈍ることを痛感。
- 当日のトレード収支は+910円と控えめな結果。
2025年9月11日のFX相場は、まさに「静から動」へ切り替わる瞬間を見せた1日でした。
特に昼間の小幅なレンジに油断していた私にとって、指標後の激しい動きは一種の目覚ましにもなりました。
収支は少額でしたが、リスク管理を徹底できた点では満足しています。
こうした地味な1日を積み重ねることで、後々のチャンスで大きく勝つ準備ができるのだと思います。