為替相場がじわじわと動きを見せた2025年10月2日。
指標発表が米国政府機関閉鎖の影響で見送られたことで、材料が少ない中でもテクニカル主導の展開となりました。
そんななか、私はドル円を中心にポンド円・ユーロ円を交えたトレードを実施。
波の流れを読み取りながら、日中はレンジ相場に合わせたエントリー、午後の急変動では反応の早さがカギを握る展開でした。
結果としては+19,673円のプラスで終えられ、個人的には比較的納得感のある一日。
この記事では、相場の流れと実際のエントリー内容を交えて、リアルなトレードの裏側を振り返っていきます。
2025年10月2日のドル円相場動向と市場環境
この日は、朝から147円あたりでのレンジ展開が続き、午後には乱高下、夕方〜夜には下落と反発が交錯する展開となりました。
材料が枯渇したなかで相場がどう揺れたかを追いながら、各時間帯の動きを丁寧に振り返っていきます。
朝のレンジ展開:147〜147.30付近での膠着
朝の時間帯は相対的に動きが穏やかで、ドル円はおおよそ147.00円〜147.30円あたりを行き来するレンジ相場でした。
市場参加者が材料を待つ構えを見せており、目立ったトレンドは発生せず。
私もこのレンジ帯での細かい上下を狙ってエントリーを試み、比較的短めの決済や利確を意識しながらポジションを回転させていました。
方向の力強さは弱かったものの、「安定した揺れ」をうまく使うことができた時間帯です。
15時台の乱高下:146.90円〜147.35円への急変の背景
午後3時ごろ、ドル円は146.90円まで下押しした後、一気に147.35近くまで反発する乱高下局面を迎えました。
この動きは、材料難の中で薄商いの時間帯に仕掛け的な売買が入った可能性があります。
特にストップロスを引っかける動きや、アルゴリズム系注文の巻き込みが重なった印象です。
私自身はこの乱高下を警戒しながら、上下それぞれ少しずつ抜いていくようなエントリーを意識しました。
急変の振れ幅を捉えられたことが、1日の収益に効いた局面です。

こういう一瞬の急変動、経験がモノを言うんですよね。
16時以降の下落→最安146.60円への流れ
午後4時を過ぎると、ドル円は徐々に売り優勢となり、当日最安値の146.60円付近まで下落しました。
この流れには、順張り売りも含まれていたと感じます。
レンジ上限方向への反発が限定的だったことや、売りポジションの追加が重なったことが、下押しを強めた要因でしょう。
私はこの時間帯では無理に反発を追わず、戻り売りや逆張りの幅が限定されそうな意識を持ちながらポジションを調整しました。
夜にかけての反発と終値147.50円付近までの戻り
下落後、夜の時間帯にかけてドル円は反発に転じ、最終的には147.50円付近まで戻しました。
この戻りは、下落の過熱感やショートポジションの利食い・逆張り買いが絡んできた結果だと考えられます。
私はこの局面で反発方向を意識したロングを少し持ち、利益を乗せられた局面もありました。
終値を高めに終えられたことは、心理的にもポジティブな印象を残す相場でした。
指標発表中止と政策リスク:閉鎖の影響
本来ならば重要指標の発表があったはずの日に、それがすべて中止されたという異例の事態。
指標材料がなくなることがどう相場に影響したか、閉鎖リスクが市場にどんな心理的圧力をかけたかを、トレーダー目線で読み解ります。
米国政府機関閉鎖で指標発表がストップした意味
この日は米国機関閉鎖の影響で、通常予定されていた経済指標の多くが発表されませんでした。
指標材料がないというのは、トレーダーにとっては「相場を動かす大きな理由がない日」を意味します。
このような材料難の相場では「レンジブレイク」「巻き込まれ動き」が出やすくなります。
発表なしでの動きが、むしろ不透明感を強め、方向感の取れない相場を助長したと思います。

指標がない=安心、とは限らないのがFXのこわいところ。
発表中止が生んだ「材料欠乏相場」とボラティリティ影響
本来であれば、経済指標が市場の方向を示すヒントになるのですが、この日はそれが機能しませんでした。
材料難というのは、動いても理由がわかりにくい動きになりがちです。
そのため、レンジ相場や急変動の予期しづらさがボラティリティを高めました。
こういった日は普段よりもストップ幅を広めに取ったり、用心深い仕掛けが求められると感じます。
市場心理とセンチメントの揺らぎ
指標の欠如、閉鎖リスク、そして乱高下……こうした要因が市場心理を揺さぶりました。
トレーダーたちは不透明な方向感に迷い、慎重な姿勢を強める一方で、突発的な仕掛けを入れる動きも散見されました。
私自身も、流れを見定めながらポジションを少なめに構える意識を持ちつつ、相場の揺れを捉えようとする時間が多かったです。
私のトレード戦略と実践振り返り
実際に私がどのような戦略でポジションを組み、どう決済を選んだか。
特に乱高下の場面での判断や、通貨の使い分けなど、自分の経験を交えて赤裸々に振り返っていきます。
朝レンジでのエントリーと利確・損切り判断
朝のレンジ帯では「どこまで動くか」が見えにくいため、私は浅めの利確ラインと慎重な損切りラインをあらかじめ決めていました。
小さな振れを確実に取ることを意識し、過度な欲張りを避けたエントリー戦略です。
結果的に、この節度感が後半の波乱局面にも耐えうるトレードを支えてくれました。
15時台の乱高下で狙った波とその結果
15時の急変動では、大きな揺れに巻き込まれないよう注意しながらも、波取りのチャンスを狙いました。
上下どちらに動いても一方で利益を逃さないよう、逆張り・順張りを使い分けつつポジションを持ち替える形で対応。
実際、数回のエントリーで利益を出せた局面があり、この日トータルの収支に寄与した時間帯です。
夜間の反発を拾った戦略とポジション調整
夜の戻りを狙って、下落後の買い戻しを意識してポジションを構築しました。
反発方向を狙う短期ロングを少しずつ持つことで、終盤の戻りを取りに行く戦略です。
ただし、戻りが限定的になる可能性もあると見て、利確ラインを守る意識と損切り余地を確保する調整も並行しました。
結果として、いい反発を拾えた場面があって助かりました。

短期ロングは“逃げ足”の速さが勝負。
通貨ミックス(ドル円中心、ポンド円・ユーロ円併用)と収支結果

取引はドル円を中心に据えつつ、ポンド円・ユーロ円も少し使いました。
これによりリスク分散と相場の変化への追随力を少し高めたつもりです。
最終的な収支は+19,673円。
私としては比較的満足感のある収益で、流れを読んだトレードがうまくかみ合った日だったと思います。
10月2日を踏まえた今後の戦略と注意点
この日の動きから、次にどういった戦略を持つべきか。
材料難の相場で有効な立ち回りや、指標再開時に狙いたいタイミングなど、これから先に使える視点を整理していきます。
材料難局面でのトレードスタンス
材料がない日ほど相場は揺れやすく、飛びつき系のトレードは命取りになりかねません。
この日は「無理をしない」「小さい波を確実に取る」「ポジションを厚く持ちすぎない」というスタンスが功を奏したと感じます。
次回もこうした流れでは慎重さを軸に戦いたいです。
次回指標発表再開時に狙いたいポイント
指標発表が再開すれば、早期に方向感が出やすくなります。
特に就業統計・消費者物価指数あたりは相場を一気に動かす力があります。
レンジブレイクを待つか、発表前のポジション調整をどうするかが次の戦いの鍵になると思います。

静かな相場ほど、次の爆発力は大きくなるかも。
レンジブレイク・逆張り戦略をどう使うか
レンジ相場かブレイク相場かを見極める眼力が非常に重要です。
この日はレンジ状況が多く、逆張りで波を取る戦略が有効だったと感じます。
ただし、ブレイク方向が明確なときは順張り優勢。
次からは、ブレイク詐欺(フェイク)に引っかからない判断基準も作っておこうと思っています。
2025年10月2日の相場に関するQ&A集
この記事では、2025年10月2日の相場展開やトレード内容に関連して、FX初心者や個人トレーダーの方が抱きがちな疑問をピックアップし、Q&A形式で解説しています。
実際の当日の相場の特徴やトレード戦略に基づいて、「多くの人が気になるであろうポイント」を想定して回答をまとめました。
ぜひ、ご自身のトレードの振り返りや今後の戦略の参考にしてください。
Q1:10月2日は指標発表がなかったの?
A:はい、米国の政府機関閉鎖の影響で多くの経済指標が発表中止となりました。
そのため相場は指標材料に左右されにくい“材料難”な動きになりました。
Q2:乱高下が起きた15時台はなぜ急変した?
A:板(オーダー)誘発やストップロスの巻き込み、ポジション解消の流れが重なった可能性があります。
発表材料がないぶん、薄商いでの値動きが大きく出やすいです。
Q3:最安値146.60から戻した背景は?
A:逆張り買いやショートの利食い、新規買いの流入による押し目反発の流れが重なったと見ています。
Q4:ポンド円・ユーロ円を少し使った理由は?
A:ドル円がメインだと、動きが限定される時間帯に他通貨で代替の動きを狙う余地があるからです。
相関性調整の意味合いもあります。
Q5:収支+19,673円という数字はどう感じる?
A:最近のトレードとしてはいい波に乗れた部類。
目立つ爆益ではないけど、リスク管理してきちんと利益を残せたという実感があります。
Q6:トレード回数はどれくらい?
A:朝のレンジ展開、15時の変動、夜の反発で数回はポジションを持ち替えました。
1日に20~30回くらい触ることもあります。
Q7:スリッページ・約定遅延の影響はあったか?
A:多少の滑りは感じましたが、大きな影響にはならなかった印象です。
ただ、発注タイミングや流動性の低さを常に警戒しています。
Q8:この日はボラティリティが高めだった?
A:はい、16時以降下落して夜に反発するなど動きの振れ幅が大きかったため、日中よりも夜にかけて波が出やすい展開でした。
Q9:久しぶりにいい波に乗れたと感じた理由は?
A:価格の揺れを見て欲張らずに利確できたこと、逆張りと順張りを使い分けてリスクを抑えられたことが要因だと感じています。
Q10:10月3日以降で注目すべき材料は?
A:政府機関閉鎖の進展、指標発表再開、FRB・日銀の政策発言あたりが注目ポイントになります。
今日の相場と収支の総括ポイント
- ドル円は朝レンジ~15時乱高下~16時以降下落~夜反発という流れ。
- 指標発表は閉鎖影響でほぼなく、市場は材料難の中で動いた。
- 朝のレンジ戦略・15時の波取り・夜の反発利益が鍵。
- 通貨ミックスでリスク分散を図りつつ、主軸はドル円。
- 収支は+19,673円。リスク管理を徹底しつつ結果を残せた日。
- 今後は材料難に強い戦略と、指標復活時のトレンドを狙う視点が重要。
FXは「確実な勝ち」なんてものはありません。
ただ、リスク管理を徹底し、流れを読む目を鍛えておくことで、こういう不安定な日でも利益を残せるようになると思います。
10月2日は幸運な波をうまく拾えた日。
次もこの感覚を忘れず、焦らず淡々とトレードしていきたいです。