2025年10月3日の為替市場は、米政府機関の閉鎖が続く中で、指標が発表されないという異例の状況に。
そんな中でもドル円は朝から上下に動き、特に14時台と23時前後には目立った乱高下もありました。
今日は、その波にうまく乗れた日。
大きなトレンドはなかったものの、短期的な動きを丁寧に拾いながらトレードできた感触があります。
自分なりの判断と反省を残しておきたくて、この記事を書いています。
実際のエントリーポイントや考えたこと、そして+11,765円の収支結果を振り返ってみます。
読みながら、少しでもあなたの参考になればうれしいです。
10月3日の相場概況と展開の流れ
この日は一見すると材料が少ないようにも感じましたが、ドル円はじわじわと動き、タイミングによってはしっかり利益を出せる展開になりました。
朝は147.25円付近でスタートし、午前中には一時147.09円まで下落。
その後は買い戻しが入り、14時台には147.81円付近まで上昇しました。
しかし夕方から夜にかけては上下に振れる不安定な値動きが続き、23時前後には再び乱高下。
こうした一日の流れを振り返りながら、どんな場面でチャンスがあったのかを整理してみたいと思います。
朝のドル円始値 ~147.25円あたりからのスタート
10月3日の朝、ドル円は147.25円前後からスタートしました。
ぱっと見は落ち着いた値動きに見えたんですが、すぐに方向感を見極めるのが難しい空気を感じました。
政府機関の閉鎖が続いていたこともあり、指標発表も期待できない中で、いわゆる「材料難」の相場。

相場が静かでも、リスクは潜んでます。
こういう日は、ポジションを取るタイミングを間違えると、すぐに逆行して損切りになりがちなので、朝は無理に仕掛けず、じっくり様子を見る方針にしました。
実際、この後すぐに147.09円まで落ちる展開があったので、早めにエントリーしていたら危なかったかも。
朝の段階では、「今日は方向感が出にくいかもな…」という感覚が強かったですね。
8時台の下落(147.09円付近)~その後の反発の流れ
8時台にかけて、ドル円はスルスルと下げていき、一時147.09円付近まで下落。
特に大きなニュースや指標があったわけでもない中で、東京勢の仕掛け的な売りが入ったような印象を受けました。
ここでは正直、「まだ下がるかも…」と様子見していて、エントリーは見送りました。
ただ、147.10円近辺で下げ止まった動きが見えてきたところで、短期の反発狙いで小さく買いポジションを入れてみたのが良い流れに。
大きなロットではありませんでしたが、細かく利益を取る形でまずは一勝。
朝から焦らず入れたのは、自分的にはいいスタートでした。
14時台の当日最高値147.81円付近到達からの戻し
午後に入ってからは、じわじわと上昇ムードに。
海外勢の参加が増え始める時間帯ということもあり、値動きがやや活発になり、14時台には147.81円付近まで上昇。これがこの日の高値になりました。
ここでは、押し目を拾う形でロングを狙いに行きました。
ただ、天井を追いかけすぎるのは怖かったので、利益が乗ったらすぐに利確して逃げる意識で。
流れは悪くなかったですが、利益を伸ばすよりも守ることを優先した印象です。
一方で、この高値で飛び乗ってしまった人は、後の反落で少し苦しんだかもしれません。
夕方~夜の推移(147.27円付近、147.25~147.40円レンジ)
夕方以降は、徐々に値動きが落ち着き、147.25〜147.40円くらいの間で狭いレンジを形成するようになりました。
この時間帯は、上下の動きが限定的で、レンジトレードを意識した戦略に切り替えました。
ここでは、あえてブレイク狙いはせず、下限近くで買って、ちょっと上がったところで売る、というシンプルなやり方。
取れる幅は小さいですが、負けにくく、ストレスも少なかったです。
こういう「休憩タイム」みたいな相場では、無理せずコツコツ取る方が結果的にトータルでプラスにしやすいですね。
23時以降の乱高下とその後のレンジ展開
夜23時を過ぎたあたりで、再びドル円が激しく動き出しました。
一気に147.09円まで下落したかと思えば、147.51円まで一気に反発するなど、短時間で上下に大きく揺れる展開に。
指標がないはずの時間帯でこの動き…。
おそらく、ポジション調整や週末を意識したフローが一気に出たのかもしれません。
ここは一歩間違えると大きくやられる場面でもありましたが、私はこの波にタイミングよく乗れました
逆張りではなく、動きが出た方向に素直に追随する形でトレードしたのが功を奏した感じです。
その後は再び147.30〜147.50円くらいのレンジで落ち着き、ここからは取引せずに終了としました。
政府閉鎖による指標キャンセルと相場心理
この日の大きな特徴は、なんといっても米国政府機関の閉鎖による「経済指標の発表見送り」。
予定されていた指標が出なかったことで、相場の材料が限定的になり、方向感がつかみにくい一日でした。
ただ、材料がない=動かない、というわけではありません。
情報が少ないからこそ、投資家心理のちょっとした変化が値動きにつながりやすく、思わぬ乱高下が起こることもあります。
ここでは、当日の指標予定とキャンセルされた背景、そして相場の空気感について書いていきます。
予定されていた指標の発表見送り・遅延事情とその影響
10月3日には、本来であればいくつかの米経済指標の発表が予定されていました。
たとえば、週間新規失業保険申請件数や貿易収支など、市場に影響を与える可能性があるデータです。
特に米国の雇用や個人消費に関連する数値は、ドルの強弱に直結するので、トレーダーとしては注視したいところ。
ただし、今回は米政府の閉鎖の影響で、これらが正式に発表されず。情報空白が発生した形になりました。
この「発表なし」は、意外と厄介で、想定していた材料がなくなることでポジションを持ちにくくなるという面があります。
情報が出ないなら出ないで、逆に相場の予測が難しくなるんですよね。

予定されてた指標がキャンセル…それだけでシナリオが崩れる。
指標材料が出ない中、相場が頼る要因は何か
指標が出ない日は、短期トレードにとっても注意が必要です。
一番怖いのは、「何も起きないから安心」と思って気を抜いてしまうこと。
実際には、想定されていた時間に何も出ないことで逆にボラが生まれることもあります。
「出ないのが確定した瞬間に仕掛けが入る」なんて動きも珍しくありません。
この日はまさにそういった特徴的な一日で、情報が出ない不安定さが、ドル円の小刻みな乱高下につながった印象でした。
こういうときは、テクニカル重視+ポジション小さめ+損切りしっかりが鉄則です。
リスクオフ・リスクオン要因の交錯と相場反応
米国の政府閉鎖というのは、為替市場にとってかなりのリスクイベントです。
短期的には「ドル売り要因」と見られがちで、円やスイスフランのような安全通貨に資金が逃げやすくなります。
今回もまさにそうで、明確な悪材料が出ていないにもかかわらず、じわじわとドルが売られるような雰囲気が感じられました。
「閉鎖が長期化すれば、米経済そのものへの信頼が揺らぐかも」という心理が背景にあると思います。
こうしたムードの中では、どちらかというと円高方向の意識を持ちながら、逆行には慎重に対応する姿勢が必要です。
私のトレード記録と手法の振り返り
この日のトレードは、自分としては比較的うまく波に乗れた実感があります。
朝から細かい値動きが多かったこともあり、細かく利益を積み重ねるトレードスタイルが機能してくれました。
メインはドル円でしたが、ユーロドルやポンドドルでもいくつかチャンスがあったので、軽くエントリー。
結果としては+11,765円という収支に。大勝ちではないですが、リスクを抑えつつ着実に取れたので満足しています。
ここでは、それぞれのエントリーポイントや利確・損切りの判断についても簡単にまとめてみます。
ドル円が主役:取引したタイミングと根拠
この日のメイントレードは、やはりドル円でした。
朝の静かな動きから、8時台にかけての下落、そして午後の戻しという展開の中で、数回チャンスがありました。
まず、朝の下落ではすぐには入らず、147.10円を割らずに下げ止まったのを確認してからロング。ここは反発狙いで軽く取れて良いスタートに。
次に、14時台の上昇では押し目を拾う形でエントリー。
あまり深追いせずに利確を意識したのが功を奏しました。
夕方の狭いレンジ帯ではスキャル気味に小刻みに取引。
ブレイク狙いはリスクが高そうだったので、あえて逆張り的な戦略で対応しました。
いずれのポイントでも、根拠は「直前の値動き+チャートパターン+東京・ロンドン時間の切り替わり」を意識。
ファンダメンタルズが不透明な分、テクニカル重視で乗り切った形でした。

あなたならどのタイミングで入ってましたか?
ユーロドル/ポンドドルでの小刻みトレード戦略
ドル円が落ち着いている時間帯には、ユーロドルとポンドドルもチェックしていました。
特にユーロドルは、方向感こそなかったものの、短期的に小幅な動きが取りやすい場面がいくつか。
ここでは1分足と5分足を使い、完全にスキャル寄りの感覚で小さく回す戦略。
狙うのはレンジの下限タッチや、短期の移動平均反発のタイミング。
リスクを抑えて細かく取れれば十分というスタンスで挑みました。
ポンドドルはいつも通り値動きが大きめなので、ロットを抑えて慎重に。
一瞬ヒヤッとする場面もありましたが、指標なし相場で深追いしなかったことが奏功して、小幅でも利益を積むことができました。
「ドル円が動かない時間帯に、他通貨で補完する」というトレードスタイルが、今回はしっかりハマった気がします。
実トレード収支+スクリーンショット結果の解説

本日のトレード収支は+11,765円でした。
大勝ではありませんが、リスクを抑えつつ、相場の不確実性とも折り合いをつけながら戦えたことに満足しています。
この結果を見ると、やはり一日を通して「取りすぎず、欲張らず」が良かったんだと思います。
一発狙いに行っていたら、逆にマイナスもあり得た相場でしたし、動きが読みにくい時こそコツコツ型のトレードが活きてくるんですよね。
特に、午後のドル円上昇にうまく乗れた場面と、夜の乱高下を無理せず避けた判断が最終的な利益につながりました。
記録を残しておくことで、こうした判断が次回のトレードにも活かせそうです。
成功要因・反省点・今後に活かす教訓
どんなにうまくいったトレードでも、振り返れば「もっとこうすれば良かった」という点が見つかるものです。
今回はうまく波に乗れた反面、エントリーのタイミングが遅かった場面や、リスクを取りきれなかった場面もありました。
一方で、焦らず待ってから入る判断ができたところや、ポジションサイズを抑えて冷静に動けた点は良かったと思います。
ここでは、トレードの中で感じた課題と、次に似たような相場が来たときに活かしたいポイントを整理します。
少しでもあなたのトレード戦略の参考になればうれしいです。
今回「いい波に乗れた」要因とは?
今回のトレードが「うまくいった」と感じた一番の理由は、無理に先回りしなかったことだと思っています。
朝から値動きが細かく、政府閉鎖で指標もなく、「どっちに動くか読みにくい」状況でしたが、そういう時こそ慎重に。
特に印象に残っているのは、8時台の下落に飛びつかず、反発を待ってから入れたところ。
このワンテンポ待てたことで、含み損を抱えずに済んだのが大きかったです。
また、日中のドル円上昇局面では、「高値追いはせず、押し目で拾う」ことを意識しました。
大きく取るより、確実に取る。この基本的な姿勢を貫けたことが、全体的な利益につながったと感じています。
反省すべき判断ミスやリスク管理面の課題
とはいえ、完璧なトレードだったかというと、もちろんそうではありません。
今回の反省点のひとつは、「レンジ内でのエントリーをもう少し精査できた」という部分です。
特に夕方から夜にかけてのレンジ相場では、エントリーがやや雑になりがちで、無駄なポジションを取ってしまったところもありました。

“とりあえず入る”クセ、出てませんか?」
結果的には大きな損失は出していませんが、冷静に見れば「入らなくてよかったな」と思う箇所も。
もうひとつはリスクリワード比の管理。
損切り幅に対してリターンがやや小さめな場面があり、利益は出ているものの「もっと効率よく取れたのでは?」と感じる部分はあります。
今後は、ポジションを取る前に「本当にその場面は優位性があるのか?」を一呼吸おいて確認する癖をつけていきたいと思います。
次に同様の相場が来たらどう動くか、戦略案
今回のような「政府閉鎖で指標なし・方向感も薄め」という相場がまた来たら、基本的には「動き出してから乗る」というスタイルを継続したいと思います。
無理に予想して入るより、動いた方向に素直に追いかける方が、精神的にもラクだし、損失リスクも低め。
加えて、レンジ相場になりやすい環境では、あらかじめレンジ幅を測っておき、上下限での逆張り+利確は浅めというスタンスが有効だと実感しました。
ポンドドルなど、動きが大きい通貨に関しては、ロットを抑えてお試しトレードから入ることで、感覚をつかみやすくなります。
相場が読みづらいときほど、「小さく入って、様子を見る→動けば追加」が鉄板です。
今後も、情報不足のときは“守り重視”、でもチャンスがあれば“瞬発力”で乗る、というバランスを大事にしたいですね。
2. よくある質問(Q&A:10件)
Q1:10月3日にはどの指標が予定されていたの?
A:もともと発表予定の経済指標があったものの、米国政府機関閉鎖の影響で発表が見送られたり遅れたりしたものが多く、実質的には目立った指標が出ない一日になりました。
Q2:指標キャンセルってどうやって相場が把握するの?
A:市場参加者は公式アナウンスや報道で発表見送りを察知します。
指標発表カレンダーをチェックしていても、直前の“キャンセル報道”が相場を揺さぶることがあります。
Q3:147.81円という高値到達で私はどう判断した?
A:当日最高値付近では過熱感が出やすいため、戻しの予測を意識しつつ短期利食いも視野に入れてエントリー/エグジットを調整しました。
Q4:なぜ夜の23時に乱高下が出たの?
A:指標材料がない中、予期せぬニュースや要人発言、ポジション調整が波を起こした可能性があります。
薄い時間帯ゆえに流動性低下も乱高下要因になります。
Q5:トレード収支+11,765円は満足できる結果?
A:指標不在で動きが掴みづらい中、乱高下にうまく乗れた点は良かったと思っています。
ただ、損切りできなかった場面や入るのが遅かった場面も反省点として残ります。
Q6:ドル円以外(ユーロドル/ポンドドル)を少し取引した理由は?
A:ドル円がメイン材料不在で動きにくいとき、他通貨ペアに分散して収益機会を探したためです。
動きが出そうなクロス通貨に目を配ることが有効です。
Q7:指標材料がない日はエントリーを控えるべき?
A:完全に控える必要はありません。
ただ、通常よりも根拠を慎重に持つこと、ポジションサイズを小さくすること、逆張りより順張りを意識することが重要です。
Q8:流動性が薄い時の注意点は?
A:スプレッド拡大、約定遅延、滑りが起きやすくなる点。
レンジの切り返しを狙う戦略が崩れやすいため、速やかな損切り設定が不可欠です。
Q9:このような日こそ“波を待つ”判断もあり?
A:そうですね。
無理にトレードするよりも、明確な方向性が出るのを待つ戦略は十分に合理的です。
市場が動き始めてから乗る判断も一つの形です。
Q10:次にこういう環境になったらどうトレードする?
A:指標見送りリスクを前提に、チャンスが出た瞬間を逃さず乗るよう準備します。
レンジブレイク系、ボラティリティ拡大系戦略を併用し、リスク管理重視で。
3. まとめの序文案
10月3日の相場は、政府閉鎖リスクに揺れながらもドル円は147円台付近を行ったり来たり。
指標発表がキャンセルされた中でも、トレードの波を捉えて動けたことは大きな収穫でした。
ここでは、本日の取引で得られた気づきや改善点、そして次に活かすべき戦略を整理します。
あなたのトレードにも少しでもヒントになればうれしいです。
- ドル円は朝147.25円付近で始まり、一時147.09円まで下落 → その後147.81円まで上昇。
- 米政府閉鎖の影響で予定されていた経済指標は発表されず。
- 指標が出ない「材料難」の中で、テクニカル主導の値動きに。
- ドル円では押し目買いとレンジ内の逆張りがうまく機能。
- ユーロドル・ポンドドルでも小ロットで短期トレードを実施。
- 夜は一時的な乱高下が発生 → 流れに乗る形でトレード成功。
- 判断を焦らず「待つ」姿勢が、勝ちにつながった大きな要因。
- 反省点としては、レンジ内での余計なエントリーが一部あり。
- 今後も「動いてから乗る」+「守り重視」の姿勢を継続予定。