2025年10月13日は、東京市場が休場で下窓スタートになるかと思いきや、ドル円は予想外の上窓スタートで幕を開けました。
加えて、予定されていた米国の主要指標が政府機関閉鎖の影響で発表されず、相場は情報不足のなかでセンチメント主導の動きを見せました。
この日はドル円をメインに、豪ドル円も少しだけトレードを行いました。
レンジ気味の動きの中でも、小さな波を拾って+11,717円の利益を確保できたので、その記録を相場の動きとあわせて振り返ります。
この記事では、当日の為替レートの推移、トレードの戦略や反省点、実際の損益データまでまとめて公開します。
指標が出ない日や、動きが読みづらい日でも、自分なりの判断で立ち回れるようになるためのヒントになればうれしいです。
相場展望とドル円の1日動向
今日は指標なし、東京市場は休場という中で、動きづらい展開になるかと思っていましたが、ドル円は朝から予想外の動きを見せました。
ここでは、10月13日のドル円が1日を通してどのように推移したか、時間帯ごとに細かく見ていきます。
10月13日朝の上窓スタートと注目のレート帯
朝イチでチャートを開いたとき、「あれ?窓空いてる…」と思いました。
多くのトレーダーが下窓スタートを警戒していたにも関わらず、実際には151.80 円付近の上窓で始まっていたんです。
この時点で、買い優勢なムードが一瞬で市場に伝わったように感じました。
特に、151.80 円あたりは直近の抵抗帯にも近く、多くの指値注文が集中していた可能性があります。
冒頭から注目すべきレート帯として、ここを目印にして見ていました。

予想ってあてにならないって、毎週言ってるのに信じちゃうのがトレーダーあるある。
午前~午後にかけてのレンジ推移と反応点
窓開け直後の勢いは徐々に落ち着き、午前~午後は151.70〜152.10 円あたりのレンジでの値動きが中心となりました。
値幅は狭く、明確なトレンドは出にくい状態。
このレンジ帯では、支持・抵抗ラインや過去の高値・安値がよく意識され、価格が近づくたびに反発する動きが目立ちました。
自分としては、レンジの上下どちらかに抜けそうな兆しを探りつつ、無駄なエントリーを控えるよう意識しました。
16時台以降の再上昇と夜間~翌朝のレンジ
午後以降、特に16時台になると再び買いが活発になり、レートは151.90 円から152.37円くらいまで上昇しました。
この波は比較的強めで、「もう一段届くか?」という期待も感じられました。
しかし、夜間〜翌朝にかけては152.00〜152.45円あたりのレンジでの攻防に戻りました。
大きなトレンドにはならず、ポジション調整や利確等の短い売買が目立つ展開になりました。
豪ドル円やクロス円の流れ(ドル円以外の動き)
ドル円が主戦場でしたが、豪ドル円などのクロス円にも少し触りました。
動きとしては、やはりドル円の影響を受けやすく、方向性はドル円に引っ張られる場面が多かったですね。
ただ、豪ドル円には固有のファンダメンタルズ要因(豪州の指標、資源価格の影響など)も絡むので、ドル円と完全に同じ動きにはならず、少しずつ差が出るところが面白かったです。
相場を動かした背景要因(米国政府機関閉鎖リスク、指標欠如など)
本来ならこの日は米国の重要指標発表が予定されていたはずですが、政府機関閉鎖の影響で発表されず。
市場は判断材料を失った状態で、センチメントやポジションの傾きに依存する展開になりました。
また、東京市場が休場だったため国内の参加者は限定的で、海外勢の動きが直接響きやすい状況だったと思います。
こうした環境下では、大口のポジション移動やオーダー帯への反応が相場を左右しやすくなります。
本日のトレード収支と戦略振り返り
ここからは、実際にどんなトレードをして、どこで利益が出たのか、また反省点は何だったのかを振り返っていきます。
1日通して11,717円のプラスで終えることができましたが、その裏にはいくつかの工夫と偶然が重なっていました。
トレード通貨ペアと取引スタンス(ドル円メイン、豪ドル円少々)
この日は主戦場をドル円に据え、豪ドル円を少量入れるというスタンスで臨みました。
ドル円の動きに集中して、クロス円はチャンスがあれば拾うという補助的なポジションという形ですね。
レンジ相場が多めの1日だったので、強引なトレンド狙いよりも、小さな押し目・戻りを丁寧に取るスタンスを重視しました。
主なエントリー・イグジットポイント記録
いくつかのトレード履歴を振り返ると、エントリーはレンジの上下付近や反発ポイント近辺を狙って入りました。
利確や損切りは、直近のラインやリスク対リワードを見ながら、割と早めに決断するよう心掛けました。
たとえば、151.85円あたりでロングを入れて、152.05円付近で一部利確、残りは調子を見て伸ばす、というような形でトレードした場面もありました。
逆に、反発が弱そうなときは早めに損切りを入れて撤退することも多かったです。
勝ちトレード・負けトレードの比較と反省点
勝ちトレードでは、「チャートの反応点がはっきりしていた → 入る根拠がクリアだった」ケースが多かったです。
一方、負けたトレードは、根拠が曖昧な場面で無理にエントリーしてしまったり、逆方向に勢いが出たところで耐えきれなかったりした部分がありました。
反省点としては、焦って利確を取ってしまったり、少し迷ったところで入ってしまったりする判断のブレが目立ちました。
今後は、根拠の強さを重視し、迷ったときは我慢することを意識したいです。
資金管理・ロット感覚の振り返り
この日のトレードでは、リスクを抑えることを意識して、やや保守的なロット幅で取引しました。
そのおかげで、小さな逆行にも耐えられた点は良かったと思います。
ただ、勝ちパターンに自信が持てた場面では、もう少しロットを振っていってもよかったのではないか、という後悔もあります。
次回以降は、根拠の強さに応じてロットを可変できる運用を目指したいですね。

相場が穏やかなときほど、“小さく丁寧に取る”判断って、案外むずかしいんですよね。
最終損益 11,717円の要因分析と今後への示唆
最終的には+11,717円の利益となりました。
この数字には、小さな勝ちを複数積み重ねた要素が強く表れています。
大きな波に乗れたというよりは、レンジ帯を丁寧に拾っていった結果です。
要因としては、冒頭からの上窓スタートを素直に受け入れた柔軟な姿勢、レンジの反発帯を意識した根拠あるエントリー、そして利確/損切りを早めに判断できたこと。
今後への示唆としては、指標がない日や材料薄の相場でも小さな動きを丁寧に捉えていけるよう、環境認識とトレードの整合性をさらに高めていきたいと思います。
相場環境との照らし合わせで見えた “勝率を上げる考え方”
トレードで利益を出せた日は、「たまたま勝てた」のか「根拠があったから勝てた」のかをしっかり見極めることが大事だと思っています。
今回は事前の予想と実際の相場が食い違う場面も多く、環境認識のズレがどれくらい結果に影響したのかを自分なりに整理してみました。
上窓予想とは逆のスタート。順張り・逆張りの判断は?
市場の事前予想では「下窓で始まるのでは」という声もありましたが、実際は上窓スタート。
こういう“予想と逆の動き”が出たとき、順張りで乗るか、戻りを狙うかの判断がトレードの分かれ目になります。
この日は、流れに乗ることを意識しました。
指標が出ない中でのトレードで意識したこと
経済指標がまったく発表されない日は、正直言って「何を基準に動いているのか」が読みづらくなります。

指標ゼロの日って、待ってるだけで終わることもあって地味にしんどいですよね…。
こういう時は、チャートの形やオーダー情報、過去の値動きから仮説を立てて、あとは慎重に値動きを追うようにしていました。
レンジ・トレンド判定と切り替えタイミング
レンジかトレンドかの見極めは、正直言って簡単じゃないですが、この日は「ここからは流れが出そう」と思った場面が何度かありました。
自分の場合は、直近高値・安値のブレイク後の動きや、MAの傾きを目安にしています。
相場とのズレを減らす工夫(環境認識の精度を上げる)
相場環境を読み違えると、どうしても「乗り遅れた」感が出たり、逆に「早まった」トレードが増えてしまいます。
最近は、トレード前に必ず3分だけでも“今日の相場の地図”を描くようにしていて、それだけでもズレを減らせる感覚があります。
スクリーンショット付き・リアル収支報告と公開資料
「本当に利益出てるの?」と感じる方もいると思うので、実際の損益画面をスクリーンショットで載せておきます。
自分にとっても振り返りになるし、こうやって記録に残しておくと、後から見返したときに冷静になれるんですよね。
取引スクリーンショット(損益画面)と補足説明
下に貼っているのが、実際にこの日取引を終えた後の損益画面です。
チャートの動きと合わせて見ることで、「この値幅でこの結果か」というトレーダー目線のリアリティを感じてもらえるはずです。

再現性を高めるための記録方法と日次振り返り
ただ利益を出すだけでなく、それを再現できるようにするのが本当に難しいところ。
だからこそ、毎日「なぜ勝てたのか」「なぜ負けたのか」を1行でもメモするようにしています。
習慣にすると、徐々に“自分の型”が見えてきます。

勝っても負けてもメモ…地味だけど、あとから一番役に立つやつです。
当日の振り返りと次回に向けたアクション
勝ちトレードのあとこそ、気を引き締めるタイミングだと思っています。
特に今回は想定と違う動きが出た中で勝てたので、「ラッキーだった部分」と「ちゃんと判断できた部分」を切り分けておきたい。
次回に活かすための振り返りをここでまとめます。
今日見えたチャンスと逃した場面
チャートを振り返ると、「あのタイミングで入っていれば…」という場面が何度かありました。
反応が遅れたり、迷ってしまったことで逃した機会も。
逆に、早めに気づけたことでうまく乗れた場面もありました。

失敗も成功も、次につながる大切なヒント。
焦らず一歩ずつですね。
改善すべきポイント3つ
・根拠が弱い場面でのエントリーを控えること。
・感覚任せではなく、前日の流れをもっと意識すること。
・ロットの大小をもっと意図的に使い分けること。
この3点は今後も意識して取り組んでいきたいと思います。
次回以降に持ち越すテーマと目標
次は、「相場が動かない日」への対応力をもう少し強化したいと思っています。
例えば、複数通貨の監視や、逆張りスキャルの精度を上げる練習なども視野に入れつつ、自分のトレードスタイルに合った環境をもっと見極められるようにしたいですね。
市場トリガー・要人発言・関連ニュース
最後に、この日の相場に直接は関係ないけど、今後の相場に影響しそうな要人発言やニュースについて簡単にまとめておきます。
特に、米国政府の閉鎖問題や、主要国の政策発言などは、数日単位で影響してくる可能性があります。
米政府機関閉鎖延長の影響と市場の反応
本来であれば10月中旬には収束しているはずだった米政府閉鎖が、未だに継続中。
これによって、マーケット参加者の警戒感は依然として高く、ドルの動きにも断続的な影響が出ている印象です。

閉鎖が長引くと、“織り込み済み”かどうかの判断が難しくなってくるんですよね…。
東京市場休場のイントラクション
日本市場が休場だったことで、午前中は流動性が低下し、海外勢のフローに大きく左右されやすい相場になりました。
休場日こそ、ボラが読みにくくなるので注意が必要ですね。
他国の指標欠如・代替情報源の活用法
米国の指標が出ない時は、民間の統計データやマーケットセンチメントの指標を参考にするのもひとつの方法。
最近はAIニュースや速報系の配信サービスをうまく使って、ヒントを得るようにしています。
2025年10月13日の為替相場に関するQ&A集
ここでは、2025年10月13日の為替相場やトレードを振り返る中で、自分自身がふと感じた疑問や、「あとから考えるとどうだったんだろう?」と思った点をQ&A形式で整理しました。
当日は、米国の指標が発表されなかったり、東京市場が休場だったりと、ちょっと特殊な状況の中での相場展開でした。
そういった背景を踏まえて、今後のトレードや相場の見方に活かせそうな情報を補足的にまとめています。
本文では触れきれなかった細かい要素や、ちょっとした“気づき”なども含めているので、よければこのパートも参考にしてみてください。
Q1. なぜ10月13日は指標発表がなかったの?
A1. 当日は米国で政府機関閉鎖が継続しており、通常予定されていた経済指標(雇用統計、消費者物価指数など)が公表できない状況となりました。
これによりマーケットは“指標サプライズなし”状態で取引せざるを得ず、相場はセンチメント要因や需給・ポジション調整で動きやすくなっていました。
Q2. 朝に上窓スタートしたのはなぜ?下窓予想を覆した背景は?
A2. 先週末時点で下窓予想の思惑が市場にあったものの、週明けのロンドン・NYタイミングでドル買い圧力が強まり、需要側・ポジション調整の流れが上方向に優勢となった可能性があります。
要するに“予想とのギャップ”が実勢相場を動かしたわけです。
Q3. 東京市場休場が為替にどう影響した?
A3. 東京市場が休場というのは国内参加者の売買活動が制限されるということ。
流動性はやや低下しやすく、外部(欧米)マネーの影響が出やすい状況でした。
その分、方向感が付けば動きが伸びやすい局面もあったはずです。
Q4. ドル円が16時台から再度上昇した理由は?
A4. 16時以降は米国市場の参加率が高まる時間帯。
米国の需給が反映されやすくなるため、ドルへのリスク選好戻りやポジション追随買いが入りやすくなります。
加えて、指標非公表とはいえ市場期待や噂、要人発言などが織り込まれるタイミングも織り交ざった可能性があります。
Q5. 豪ドル円を少し触った理由と結果は?
A5. 豪ドル円はドル円と動きが比較的相関しやすいため、ドル円に逆らわない範囲で流れが出そうなトレンドを少量で取ったという戦略だったと思います。
結果的には主戦場のドル円ほど動きが強く出なかったため、利益は限定的だったかもしれません。
Q6. 損益が11,717円という数字から読み取れるリスク設定とは?
A6. この規模の利益というのは、リスクをできるだけ抑えつつエントリーの機会を狙っていた姿勢がうかがえます。
同じ1日取引ならもっと大きく動かす手法もありえますが、損失リスクをコントロールして“確実にとる”戦略だったのではないかと思います。
Q7. なぜ指標代替データ(PMI速報、民間統計など)が使われなかったの?
A7. 指標が出ない日は市場全体が“情報空白リスク”を意識するため、通常代替データが注目されやすいですが、この日は代替データも目立った動きを見せるものが少なく、需給とポジション調整が重視された感触があります。
短期トレードでは代替データより実勢の動きについていくことが優先されがちです。
Q8. 当日の為替変動が大きくなりにくいレンジ相場になった要因は?
A8. 指標がなく方向材料に乏しい中、主要プレーヤーも方向を定めにくい状況だったため、強いトレンドが出にくくレンジ相場を形成しやすかったと考えられます。
また、朝の上窓後は“どこまで戻るか・押し目を拾うか”を巡る攻防があったと思います。
Q9. ドル円が夜間から翌朝にかけて 152.00~152.45円で推移した理由は?
A9. ドル円がこのあたりで推移したのは、主要な買い・売りオーダーがそのレンジ帯に多数待機していたため、相場はそのレンジ内での攻防を続けたからでしょう。
また、海外タイムで方向材料が乏しく、ポジション調整レベルでの動きにとどまった面もあります。
Q10. 今後同じような“指標なし相場”で生き残るコツは?
A10. こういう日は、相場環境(前日の流れ・需給・オーダー帯)を丁寧に見て、トレンド方向をあらかじめ仮説立てしておくこと、損切りラインを明確にすること、浅めのストップ&リミット戦略、ポジションを小さめにすること、レンジとトレンドを見切る判断力を磨くこと、などが鍵になると思います。
2025年10月13日のFXトレードを簡潔に振り返る
- ドル円は朝に上窓スタート(151.80円付近)から始まり、昼過ぎまで151.70〜152.10円あたりでのレンジ推移。
- 16時台にかけて再上昇して152.37円近くまで伸び、夜間〜翌朝は152.00~152.45円のレンジで推移。
- 指標発表は米国政府機関閉鎖の影響でほぼすべて欠如。
- 東京市場は休場、国内取引参加は限定的。
- 下窓予想に反しての上窓スタートという“期待と逆の動き”がインパクトになった。
- 取引通貨はドル円メイン、豪ドル円を少し。
- トレード収支は +11,717円(スクリーンショットにて記録)。
- 勝因と反省点を振り返り、次回に活きる改善テーマを設定。
10月13日は、指標発表がほぼすべて延期・中止される中でのトレードという難しい環境でした。
しかしドル円は朝から上窓で始まり、レンジの中で上下動を繰り返しながら、16時台以降に再び強めに動く展開となりました。
東京市場休場という制約のなかでも、海外勢主導の流れにうまく乗れた部分が収支につながったと感じています。
収支としてはプラスで終えられましたが、レンジ相場では勝ち逃げ・損切り判断の精度が命運を分けるとあらためて認識しました。
今後、指標のない日には“レンジ vs トレンドの見極め力”を鍛え、仮説を持って取引に臨むスタンスをさらに強化したいと思います。


