2025年10月22日のドル円は、朝151.85円付近で始まり、午前中に151.48円まで下落。
その後は151.50円〜152.04円の狭いレンジで1日が終わりました。
方向感に乏しく、「今日は動きが出ないな」と感じた方も多かったのではないでしょうか。
私自身、この日はドル円だけを短時間だけ触りましたが、積極的な仕掛けは見送りました。
理由はシンプルで、重要な経済指標がなく、相場のリズムがつかめなかったからです。
とはいえ、まったく収穫がなかったわけではありません。
高市政権の正式決定を受けて一時的に円安ムードが強まる場面もあり、「今後の相場のターニングポイントになりそうだな」と感じた1日でもありました。
今回は、そんな“あえて仕掛けなかった日”のリアルなトレード記録を振り返ります。
- 2025年10月22日ドル円の動きとトレード収支
- なぜ「仕掛けなかった」のか?その理由を振り返る
- 今後注目のポイントと私の動き方
- 2025年10月22日のドル円相場に関するよくある質問(FAQ)
- Q1:今回のドル円151.85円→151.48円の下落はどんな要因だったのでしょうか?
- Q2:米政府機関閉鎖から20日以上という話がトレードにどう影響したのでしょう?
- Q3:「152円の壁」が意識されているとはどういう意味ですか?
- Q4:トレード収支が+3,234円だった10月21日と比べて、10月22日の展開はどう違ったと感じましたか?
- Q5:高市政権決定による円安傾向とは具体的に何を指していますか?
- Q6:今回「短時間・ドル円のみ」のトレードとした理由は?
- Q7:今後どんな材料が出たらトレードしやすくなりそうですか?
- Q8:レンジ相場ではどのようなトレード戦略が有効でしょうか?
- Q9:今回「仕掛けなかった」判断をしておいて良かったと感じる場面はありますか?
- Q10:収支が少額でも安心感を重視するのもありでしょうか?
- 2025年10月22日のトレードを振り返って(まとめ)
2025年10月22日ドル円の動きとトレード収支
10月22日のドル円相場は、朝から全体的に落ち着いた雰囲気でした。
スタートは151.85円付近。
9時台にかけて少しずつ下げ、10時台には151.48円付近まで下落しました。
その後は方向感がつかめず、結局151.50円〜152.04円の間で1日が終わるという、典型的なレンジ相場でしたね。
個人的には、「今日は動かないかもな」と感じていたので、ドル円だけを少しだけ触ってみるスタンスに。
トレード収支は控えめですが、10月21日の+3,234円に続いてプラスで終えることができました。
値幅こそ小さいものの、焦らず様子を見る判断ができたことがこの日のポイントだったと思います。
朝151.85円付近スタートから151.48円までの下落要因
朝イチのドル円は151.85円あたりからスタート。
東京市場オープン後、やや円買いが優勢となり、9時台から下げが目立ちました。
とはいえ、これは何か大きなニュースや経済指標が出たわけではありません。
単純に「手仕舞い売り」や「方向感のない調整」のような流れでした。
チャート的には、前日から続いていた上値の重さが影響していた印象です。
152円のラインが意識されているせいか、朝からロング勢が慎重になっているのが感じられました。
自分もこの時間帯はまだ静観。

節目の価格って、みんなが注目してるから売買が増えやすいんだ。
だから152円のラインは意識されやすく、相場が動きにくいこともあるんだよ。
午後から翌朝にかけて151.50~152.04円のレンジ展開
10時台に一度下げたあとは、相場がほとんど動かず、151.50〜152.04円の狭いレンジに。
欧州勢が入ってきてもブレイクせず、NY時間に入っても明確なトレンドが出ないという、かなり“手ごわい”相場でした。
こういうときに無理してポジションを持つと、往復ビンタを食らいやすいんですよね。
私も以前なら「どっちかに動くだろう」と思ってエントリーしていたかもしれませんが、今回はしっかり我慢。
ローソク足の流れを見て、「今日は仕掛けない方が正解」と割り切るようにしました。
私のトレード収支と、10月21日+3,234円との比較

10月22日のトレード収支は、わずかにプラス。
正直、利益額としては物足りなかったものの、「ムリなトレードをしなかった」ことが何よりの成果だと思っています。
前日の21日は+3,234円とまずまずの結果でしたが、あの日は値幅も少し出ていて、エントリータイミングが取りやすかった印象。
一方で22日は「方向感がない・材料がない・152円の壁が近い」という三重苦。
自分の中では、“勝ちに行く日”ではなく“守る日”という感覚で過ごしていました。
このあとの展開を見ても、結果的にその判断は間違っていなかったなと感じています。
なぜ「仕掛けなかった」のか?その理由を振り返る
この日の相場を見ながら、途中で何度か「もしかして今がチャンスかも?」と思う瞬間もありました。
でも結論から言うと、“あえて仕掛けなかった”ことが正解だったと思っています。
理由は大きく3つあります。
ひとつは経済指標が少ないこと、ふたつめは高市政権が正式に決まった後の値動き、そして3つめが米政府機関閉鎖の影響です。
重要な経済指標がなかったための様子見姿勢
まず一番の理由は、重要な経済指標がなかったこと。
トレーダーにとっては「どこで動くか」「材料が出るか」が一番大事ですが、この日は特に注目イベントがなく、市場も静かでした。
こういうときに焦ってエントリーすると、方向感のない値動きに巻き込まれてしまうことが多いんですよね。
だからこそ、「今日は様子を見る日」と割り切って、チャート観察中心で過ごしました。
無理にトレードをするより、冷静に“値動きの癖”を掴むほうが、長期的には大切だと思っています。
高市政権決定後の“円安傾向”と152円の壁意識
午後に入り、ニュースで高市政権の正式決定が伝わると、やや円安方向へ反応しました。
ただ、この上げも勢いが続かず、結局152円手前で失速。
やはり「152円の壁」が意識されている印象が強く、投資家の多くが上抜けを警戒していたようです。
個人的にも、「この辺は一度跳ね返されるだろう」と感じていたため、無理にロングで追うのはやめました。
結果的に、それが正解。レンジ内に戻って落ち着いた動きを見せたことで、「やっぱり今日は見送りで良かったな」と思えました。
米政府機関閉鎖20日超との絡みと市場の警戒感
さらに、背景には米政府機関の閉鎖が20日以上続いているという要因も。
アメリカ経済の先行き不透明感がくすぶっており、市場全体が「様子見ムード」に包まれていました。
こういうときは大口の資金も動きにくく、値動きが細る傾向があります。
「ニュースが出ない=チャンスがない」と感じる人もいるかもしれませんが、実際は“動かないときに動かない”判断をできるかどうかがトレーダーの腕の見せどころだと思っています。

市場参加者が動きを控えると、売買が減って価格変動も小さくなる。
これを“薄商い”と言って、こういう時は慎重な判断が必要だよ。
今後注目のポイントと私の動き方
10月22日は動きが出づらいレンジ相場でしたが、こういう静かな日こそ“次の波”に備えるチャンスだと思っています。
チャートをじっと見ていると、「このまま152円を抜けてくるか?」「それとも再び151円台半ばまで押すか?」という、転換点のような雰囲気が出始めています。
高市政権の発足や米政府機関閉鎖など、為替に影響しそうな要素もいくつか出てきているので、今後はそれらのニュースと値動きのリンクを意識して見ていきたいと思っています。
では、これからの注目ポイントを整理しておきましょう。
152円の壁がどう意識されるか、レンジブレイクの可能性
やはり一番の焦点は152円の壁です。
ここをしっかり上抜けできるかどうかで、今後のドル円の方向性が大きく変わってきそうです。
これまで何度も頭を押さえられてきたラインだけに、市場参加者もかなり神経質になっています。
もし152円台を明確に超えてくるようなら、新たな円安トレンドの再開が意識される展開もありえます。
ただし抜け方が弱ければ、「ダマシ」になって再び151円台に押し戻される可能性も。
個人的には、152.10〜152.30円をしっかり定着できるかを確認してから動きたいと思っています。
焦って飛び乗るより、“明確な方向感”を見極めてから。
この慎重さが、10月22日のようなレンジ相場を経験したからこそ身についた気がします。

ダマシに引っかからないためには、ラインの定着を確認することが大事。
見極める目を養おう。
高市政権の展開と為替・政策のリンクをどう捉えるか
今回の高市政権決定は、政治面だけでなく為替にもじわじわと影響を与えています。
発足直後は「円安を容認するのでは?」という思惑もあり、一時的にドル円が上向きました。
ただ、実際にどんな政策を打ち出すかはまだ未知数。特に財政出動や日銀との関係性によって、今後の円相場の流れが変わる可能性があります。
私は、しばらくは「政策関連の発言」に注目しています。
財務省や日銀のコメント次第では、相場が一気に動く可能性もありますし、逆に沈黙が続けばレンジが長引くかもしれません。
いずれにしても、高市政権が市場にどう信頼されるかが、円相場の方向を決める大きなカギになりそうです。
短時間ドル円のみを取った今回の反省と次回への準備
今回、私はドル円だけを短時間トレードする形で終えました。
この判断には賛否あるかもしれませんが、個人的には「自分のルールを守れた」という点で満足しています。
レンジ相場では無理をしてポジションを増やすより、「動かないときに動かない勇気」を持つことが何より大切。
トレードって“稼ぐ技術”より“待つ技術”のほうが難しいと、改めて感じた日でした。
次回に向けては、ブレイクしたときにすぐ反応できる体制づくりを意識しています。
例えばチャートの監視時間を絞り込み、無駄にポジションを持たないようにする。
「値幅が出る瞬間」に集中できる環境を整えるのが、今後の課題です。
2025年10月22日のドル円相場に関するよくある質問(FAQ)
当日のドル円の動きを振り返る中で、「きっとこういうところが気になるかな」というポイントをピックアップしてみました。
10月22日は大きなイベントがなく、一見“静かな相場”に見えましたが、実際には高市政権発足の影響や米政府機関閉鎖の長期化など、為替に微妙な揺さぶりをかける要因がいくつもありました。
ここでは、そんな日をテーマに、「なぜ下がったのか」「なぜ仕掛けなかったのか」「今後どこを見ていくべきか」といった“もし聞かれたらこう答えたい”内容をQ&A形式でまとめています。
ぜひ、トレードの振り返りや今後の参考にしてみてください。
Q1:今回のドル円151.85円→151.48円の下落はどんな要因だったのでしょうか?
A1:米国側から特段驚くような指標発表があったわけではなく、むしろ「材料の薄さ」が相場をレンジ傾向にさせたと思います。
その中、高市政権決定のニュース後に円売り=ドル買いが一時出たことで、方向感が若干上(ドル高)に出たものの、戻り売りも意識されて151.50~152.00円付近のレンジに落ち着いた印象です。
Q2:米政府機関閉鎖から20日以上という話がトレードにどう影響したのでしょう?
A2:米政府機関閉鎖が長引いていることで、米国経済の透明性や予算関連リスクが市場の懸念材料として残っています。
為替のトレンドを作るような強い材料とはなりづらく、結果として値幅が出にくくなったと考えています。
Q3:「152円の壁」が意識されているとはどういう意味ですか?
A3:為替市場では心理的節目や過去のレート水準が「壁(レジスタンス)」として機能することがあります。
今回、「152.00円付近」がドル円の上昇を抑える目安として意識されていたように感じ、自分もそのあたりでリスクを抑えた動きをしました。
Q4:トレード収支が+3,234円だった10月21日と比べて、10月22日の展開はどう違ったと感じましたか?
A4:10月21日は値動きや材料がもう少しあって、少し攻めやすい状況があったと記憶しています。
一方10月22日は明確な引き金がなく、動きが淡かったため「無理せず控えめにいこう」と判断しました。
結果として大きな収支とはならなかったものの、自分のルールを守れた意味では良かったと思っています。
Q5:高市政権決定による円安傾向とは具体的に何を指していますか?
A5:新政権が「積極財政」「金融緩和維持」の印象を市場に与えると、円安・ドル高方向の動きが出やすいとされます。
今回そのような期待感が出たことでドル円が若干上昇方向に動いた場面があり、そこで「円安の流れが出るかも」と思ったのですが、レンジの範囲内にとどまりました。
Q6:今回「短時間・ドル円のみ」のトレードとした理由は?
A6:材料が少なく、相場の方向が読みづらかったため、ポジションを広げるリスクを避けました。
また通貨を複数追うより、慣れているドル円に限定することで自分の集中力を保ちたかったからです。
Q7:今後どんな材料が出たらトレードしやすくなりそうですか?
A7:例えば米国の重要な経済指標(失業率、雇用統計、消費者物価指数など)や、日銀や政府からの為替政策に関する言及・実際の介入動向などが出ると、レンジを抜ける動きが出る可能性が高くなります。
Q8:レンジ相場ではどのようなトレード戦略が有効でしょうか?
A8:レンジ相場では「上限・下限を意識して逆張り」「ブレイクを狙う準備をする」といった戦略が一般的です。
今回のように151.50〜152.04円という明確なレンジであれば、レンジの上下を確認してから小さく仕掛けるのが安全だと感じました。
Q9:今回「仕掛けなかった」判断をしておいて良かったと感じる場面はありますか?
A9:はい。
レンジが続くと往復ビンタを受けやすく、方向が出ないまま含み損が膨らむリスクがあります。
今回、それを避けられた意味では判断として正しかったと思っています。
Q10:収支が少額でも安心感を重視するのもありでしょうか?
A10:もちろんです。
トレードでは「勝ち続ける」ことより「負けない」ことが大切です。今回のような状況では、収支よりもルールを守ること・リスクを抑えることを優先して動くのが長期的に見て賢明だと私は考えています。
2025年10月22日のトレードを振り返って(まとめ)
- 10月22日はドル円が朝151.85円付近から下落し、10時台には151.48円付近まで。以降は151.50〜152.04円のレンジ展開。
- 材料がほとんどなく、流れが出ず「仕掛けにくい」相場だった。
- 高市政権決定という政治要因で一時円安方向の動きもあったが、152円の壁が意識されレンジに収まった。
- 私はドル円のみを対象に短時間で少しだけトレード。
10月21日の+3,234円に比べると派手さは無かったが、リスクを抑えてのプラス収支。 - 次回以降は「値幅が出るか」「材料が出るか」「レンジを抜けるか」に注目して、トレード判断をより慎重にしていきたい。
この日は、相場が静かな展開だったので「無理に動かない」判断が功を奏したと思います。
ドル円だけに絞って、自分のルールを守れたことが何より。
次に動きが出そうな材料や、152円の壁を抜けるかどうかを見ながら、また落ち着いて仕込んでいきたいと思います。


