10月7日から9日にかけての3日間、FXのトレードを行いました。
とはいえ、7日と9日は所用があり、ほとんどチャートを見る余裕がなかったので、相場のチェックと軽い振り返りが中心です。
実際に取引したのは10月8日だけでしたが、そのぶん集中してエントリーの精度を意識し、ドル円に絞ってトレードを行いました。
結果は少額のプラスでしたので、自分としてはいまいちの内容でした。
この記事では、10月7日〜9日のドル円の値動きや背景となった要因、8日のトレード戦略と結果、そして今後に向けての反省点や気づきを整理しています。
忙しい日でも相場とどう向き合うか、休むことの大切さも改めて感じた3日間でした。
この記録が、同じように日常とトレードを両立させている方の参考になれば嬉しいです。
- 10月7日~9日のドル円相場を振り返る
- 取引実績とトレード結果(10月8日のみ)
- 相場を動かした背景要因とリスク材料
- 今回のトレードから得た学びと今後のトレード方針
- よくある質問|10月7日〜9日のドル円相場と市場イベント
- Q1:なぜ10月7日と9日はほとんど取引しなかったのですか?
- Q2:10月9日の22時台・高市発言とはどのような内容でしたか?
- Q3:なぜ10月8日の取引はドル円のみだったのですか?
- Q4:米国政府機関閉鎖(シャットダウン)がFXにどう影響したのですか?
- Q5:パウエル発言が無風だったのはなぜでしょうか?
- Q6:153円が「天井になるかどうか」が意識された理由は?
- Q7:高市発言による急変動は、どの時間足で捉えるべきだったでしょうか?
- Q8:忙しい日や値動きの乏しい日はどのような戦略が有効でしょう?
- Q9:トレード収支 +1,791円は、それ自体で何か示唆しますか?
- Q10:今後153円を超えていく可能性はありますか?
- まとめ|10月7日〜9日のFXトレード振り返りと今後のポイント
10月7日~9日のドル円相場を振り返る
今回は自分のトレードが本格的に動いたのは10月8日だけでしたが、7日と9日もドル円はじりじりと値を動かしていて、見ていてなかなか興味深い相場展開でした。
どの日も急変というよりは、じわじわとした値動きが中心で、一見すると地味な印象かもしれませんが、節目となる水準ではそれなりに反応も見られ、短期的な取引チャンスもあったと思います。
ここでは、日ごとのドル円の値動きを簡単に振り返りながら、印象に残った場面や感じたことなども交えて書いていきます。
特に、高値圏での攻防や、要人発言による影響などは、今後のトレードにも活かせそうな気づきがあったので、そのあたりも触れていきたいと思います。
10月7日のドル円:朝150.30円から151.17円へじり上げ
10月7日は、所用があってチャートをしっかり見られなかったのでトレードは見送りましたが、ドル円の動きは気になっていたので、節目の動きだけはちょこちょこチェックしていました。
朝は150.30円付近からのスタート。
特に大きな材料が出たわけではなかったのに、東京時間から欧州時間にかけてじりじりと上げていく展開が続きました。

じり上げ相場は入るタイミングが難しい。
150円台前半はサポートとして意識されているのか、売りが出ても押し戻される場面が多かった印象です。
夜にかけても勢いが止まることはなく、日付が変わる頃には151.17円くらいまで上昇。
上下しながらも方向感はしっかり上だったので、時間があれば押し目を拾っていきたいような展開でした。
この日は米国の経済指標発表が予定されていたものの、政府機関の閉鎖の影響で発表されず。
市場参加者も「動きそうで動かない」環境を意識していたのか、急なボラティリティはなかったものの、上値を試す動きがじわじわと続いた1日でした。
10月8日のドル円:152.97円高値までの上昇とレンジ推移
この日はようやくトレードができた日。
朝の時点でドル円は151.90円付近からスタートし、前日からの流れを引き継ぐ形で、ゆるやかに上昇していく展開でした。
日中は急な動きはなかったものの、フラクタル的に(細かく上下しながら)じりじりと値を切り上げていく感じで、相場の強さはそこそこ感じていました。
夕方に入ってからは動きが少し加速し、18時台にはついに152.97円まで上昇。
この水準は、今後の上値として意識されやすいところになりそうです。
その後は日付が変わるまでの時間帯で、152.37円〜152.80円あたりのレンジに入っていきました。こういった高値圏での値動きは無理して入ると焼かれやすいので、慎重に見守っていました。
個人的には、この高値圏で一気にブレイクするような材料が出れば乗りたいと思っていましたが、夜に注目されていたパウエル議長の発言は「無風」。
米政府機関の閉鎖の影響で経済指標も出なかったこともあり、相場としては動きたくても動けない状態だった印象です。
ブレイクの可能性を探りながらも、抜けきらない展開。
こういうときは無理をせず、レンジの上限・下限を意識した逆張りか、いったん様子見が妥当かなと感じました。
10月9日のドル円:153.22円到達と高市発言による乱高下
10月9日もトレード自体はできなかった日ですが、ドル円の動きはなかなか興味深かったです。
朝は152.67円付近からスタートし、午前中〜昼過ぎにかけてはほとんど値動きなし。
見ていて退屈なくらい静かな時間が続いていました。
ただ、午後になって15時〜16時台にかけてはじわじわと買いが入り、ついに153.22円まで上昇。
この153円台というのは、今週を通してずっと意識されていた「天井圏」だったので、正直ここを抜けてくるかは見ものでした。
ところが夜になって雰囲気が一変。
22時台に高市早苗氏の発言が伝わったタイミングで、ドル円が急落しました。
152.80円付近から、一気に152.10円あたりまで落ちる乱高下。
ボラが一気に上がって、まさに「ニュース一発でやられる相場」になりました。
ただしこの下落も一時的なもので、売りが続くわけではなく、結果的には下げを巻き戻して153円近辺まで戻す展開に。
発言の内容自体が為替介入を示唆するようなものではなかったため、ポジション調整のような売りが走っただけだったのかもしれません。
この日は方向感をつかむのが難しく、「材料による突発的な動き」に警戒すべき典型的な相場でした。
値動きそのものは面白いですが、入るにはそれなりの覚悟とリスク管理が必要だったと思います。
取引実績とトレード結果(10月8日のみ)
10月7日と9日は所用でトレードができなかったので、今週唯一トレードを行ったのが10月8日です。
動きとしてはじり上げが続いていたドル円に絞ってエントリーし、慎重にチャートを見ながら、無理なくエントリーできたのが良かったポイントだと思います。
このパートでは、実際の戦略やエントリーポイント、そして収支結果について詳しく振り返ってみます。
10月8日のトレード戦略とエントリー/決済の振り返り
この日は、朝からドル円が強めの地合いで推移していたこともあり、「基本的には押し目買い」を軸に組み立てていきました。
大きく跳ねるような動きではなかったので、短時間の急落で下ヒゲをつけたところに注目し、5分足と15分足のサポートを確認したうえでエントリー。
そこから20〜30pipsを狙うような形で細かく刻むスタイルを取りました。
正直、ブレイクを狙うよりも「下がったら買われる流れに乗る」ほうが楽で、エントリータイミングも比較的わかりやすかった印象です。

サポート確認してからのエントリーが鍵。
この日は一日中チャートに張り付けたわけではなかったので、無理な連続エントリーは避けて、慎重に見送る時間も大切にしました。
落ち着いて判断できたのが、トレード結果にもつながったと思っています。
勝ちパターンと注意したポイント
今回は、完全に「地合いの強さに乗った」トレードでした。
エントリー直前の値動きやサポートラインの反応を丁寧に観察し、トレンドに逆らわずに乗ることを意識。
勝ちパターンとしては以下のような流れでした:
- 明確なトレンドがある
- サポート付近で一度反発を確認
- 短期足の押し目でエントリー
- 無理せず早めの利確
注意したのは、「上がっているから買う」ではなく、「押し目が来たら買う」という順番を間違えないこと。
高値掴みを避けるためにも、しっかり待ってからのエントリーを心がけました。
また、高値圏の152.90円〜152.97円付近では無理に追いかけなかったのも、自分の中ではナイス判断だったと思っています。
収支 +1,791円の要因と振り返り
この日のトレード収支は、+1,791円でした。
金額としては決して大きくないですが、内容には満足しています。
理由は以下のとおり:
- 無理なエントリーをしていない
- 損切りを置いたうえでの計画的なトレード
- 短時間での値動きにも慌てず対応できた
- エントリー回数を絞って精度を優先した
また、トレードのスクショも保存してありますが、何より「ルール通りに動けた」ことが精神的にもプラスでした。
トレードって、勝つよりも「ルールを守ること」のほうが難しかったりしますよね…。
相場を動かした背景要因とリスク材料
10月7日〜9日のドル円相場は、一見するとじりじりとした上昇基調でしたが、その裏側にはいくつかの要因や材料が控えていました。
特に米国の経済指標が発表されなかったことや、要人発言による急変動などは、取引判断にも少なからず影響を与えたと思います。
ここでは、今回の相場に影響を与えたと考えられる要素を整理しておきます。
米国政府機関閉鎖(政府機関閉鎖)が相場に与えた影響
今回の大きな特徴のひとつが、米国政府機関の一部閉鎖によって、予定されていた経済指標の発表が見送られたことでした。
本来であれば、雇用関連やインフレ関連の指標が出ることで相場に動きが出るタイミングもあったはずですが、それが消えたことで「動きそうで動かない」場面が続く結果に。
トレーダーにとっては、材料難のなかで方向感を掴みにくい相場になったと言えます。
ドル円がじりじりと上昇していたのも、積極的に買われていたというよりは、売り手が手控えた結果の上昇に見えました。
そういった背景があると、上昇していても「乗っていくかどうか」は迷うところですよね。
10月9日22時台・高市発言のインパクト
この3日間の中で最も印象的だった動きといえば、10月9日22時台の高市発言によるドル円の急変動でした。
レートが153円台で落ち着いていたところに突然のコメント。
内容としては為替介入を匂わせるようなものではなかったものの、市場は一時的に過敏に反応し、ドル円は152.80円から152.10円付近まで一気に下落。

これはもう運ゲーと言ってもいいレベル。
こうした「発言系の材料」は、事前予測ができないうえに、反応が出た後の戻りも早いことが多く、非常に厄介です。
エントリーしていた人にとっては、どちらのポジションでも冷や汗ものだったはず。
結局、この下落は一時的なものにとどまり、再び153円近辺まで回復しましたが、材料の真偽以上に「市場のセンチメント」がいかに敏感かを改めて実感させられる出来事でした。
パウエル発言と市場の反応
10月8日の夜、注目されていたのがFRBパウエル議長の発言でした。
ただ結果としては「完全な無風」。
発言の中身自体が、すでに市場で織り込み済みの内容だったのか、それとも慎重な姿勢を強調しすぎたのか、とにかく為替市場では大きな反応はありませんでした。
本来であればドル円の方向性に影響を与える可能性もあった時間帯でしたが、見事にスルーされた形です。
このように、「注目イベントが何も起きなかった」というのもある意味での情報ですね。
153円付近が意識される展開とテクニカル要因
今回の相場で何度も登場している水準が「153円」です。
このラインは、過去にも上昇が止まりやすかったポイントで、心理的にも意識されやすい価格帯だと思います。
テクニカル的にも、前回高値やフィボナッチのライン、さらには過去の実体ベースのレジスタンスが集中しており、買いと売りが交錯する「攻防ゾーン」として見ることができます。
今回も、実際に153.22円まで上昇した後に売りが出たり、高市発言によって一時的に下落したりと、明確な突破には至らず、結果的にレンジ内に押し戻される動きとなりました。
こういう場面では、上に抜けたからといってすぐに飛び乗るのではなく、「抜けの信頼度」を見極める冷静さが必要だと改めて感じました。
今回のトレードから得た学びと今後のトレード方針
今回の3日間を通じて改めて感じたのは、「相場と距離を取る時間も大事」ということです。
7日と9日はトレードできない日でしたが、それでもレートの動きや背景の材料をチェックするだけでも、相場感をキープすることは可能でした。
取引をした8日についても、しっかり準備して、焦らず、待つべきところで待てたことが収支にも直結したと思っています。
今後の自分のトレードに活かせそうなポイントをまとめてみます。
忙しい日は無理をしない重要性
今回のように7日と9日は所用があって、正直チャートに集中できる環境ではありませんでした。
そんな中で、「あ〜、チャンス逃したかも…」と焦ることもあるんですが、やっぱり中途半端な集中力でポジションを持つ方がリスクだと実感しました。
相場は毎日あるし、焦って入ってもミスしやすいだけ。

結局、無理したときほど負けてる…。
忙しいときや集中できない日は、割り切って休む勇気を持つことが、結局は資金もメンタルも守る近道です。
「休むも相場」とはよく言ったもので、無理して取る1勝より、無理しない1日が大事。
次に繋がる冷静さを保つためにも、今後も「無理しない」はルールにしておきたいです。
レンジ/高値近辺での判断基準
今回、特に難しかったのが153円近辺の動き。
高値更新はしてるけど、抜けきる勢いがあるかどうか、ってところで、正直入るべきか迷いました。
こういうときに意識しているのが:
- 抜けた後にすぐ押し戻されていないか(=ダマしの可能性)
- 抜けたあとに戻ってきた価格帯で反発してるか(=信頼性の高いブレイク)
- 出来高や勢いがあるか(=本気の買いが入っているか)
今回はそれがなかったので、「入らない」が正解でした。
上でつかまされるリスクの方が大きいので、やっぱり高値圏では「見送る勇気」と「落ちてきたら入る戦略」を明確に分けておくのが良さそうです。
リスク管理・ポジション調整の改善策
今回のトレードではポジションサイズも控えめにして、損切り位置もあらかじめ想定していたので、メンタル的にもすごく楽でした。
勝ち負けよりも「冷静に判断できる状態を保つ」ことが何より大事だと改めて実感。
ただし、もっと改善できるなと感じた点もありました。たとえば:
- 利が乗ったときのトレールストップの使い方
- 値動きに対してポジションの持ちすぎを避ける意識
- 一度利確したあとに“もう一回やりたくなる病”を抑える心構え
「勝って終われてるうちにやめる」というのは、自分にとっての永遠のテーマかもしれません。
次回からは、エントリー後の“出口戦略”ももっと磨いていこうと思っています。
よくある質問|10月7日〜9日のドル円相場と市場イベント
この3日間の相場について、SNSや周囲のトレーダー仲間の間でもいろんな声が上がっていたので、よくある質問をまとめてみました。
相場の裏側にあった要因や、個人的にも気になった出来事、意外と知られていない事実など、ちょっとしたヒントになりそうな情報も含めてQ&A形式で回答しています。
同じような疑問を感じていた方の参考になればうれしいです。
Q1:なぜ10月7日と9日はほとんど取引しなかったのですか?
A:所用があってチャートを継続監視できず、無理にトレードをするリスクより静観を選びました。
相場に張り付けない日は、見送りも賢い選択だと思います。
Q2:10月9日の22時台・高市発言とはどのような内容でしたか?
A:高市早苗氏が発言し、マーケットに不安定感を与える内容だったため、ドル円は152.80円付近から一気に152.10円付近まで揺れました。
ただし下落は一時的で、その後は押し戻された印象です。
Q3:なぜ10月8日の取引はドル円のみだったのですか?
A:ドル円の値動きがしっかり出そうな相場と判断したため、他通貨ペアに分散せず集中しました。
自分の得意通貨に集中して戦うほうが、ブレが少ないトレードができると思っています。
Q4:米国政府機関閉鎖(シャットダウン)がFXにどう影響したのですか?
A:経済指標の発表が停止・遅延することで、相場の材料が少なくなりやすく、方向感が出にくい状態になります。
また、リスク警戒で安全通貨(円)へ向かう動きも抑え要因となります。
Q5:パウエル発言が無風だったのはなぜでしょうか?
A:期待していたサプライズがなかった、あるいは市場がすでに織り込んでいた内容だったと考えられます。
材料出尽くしで反応が薄くなった可能性があります。
Q6:153円が「天井になるかどうか」が意識された理由は?
A:153円近辺は過去にも心理的抵抗線や戻り売りが入りやすい水準だったため、市場参加者が警戒していたゾーンです。
探り合いが起きやすく、レンジ形成や反転も警戒されます。
Q7:高市発言による急変動は、どの時間足で捉えるべきだったでしょうか?
A:5分足や1分足の短期足での反応を押さえつつ、直近支持・抵抗や直線のブレイクを意識すべきでした。
発言直後のヒゲや戻しを警戒して柔軟に対応したいところです。
Q8:忙しい日や値動きの乏しい日はどのような戦略が有効でしょう?
A:無理にトレードせず動いたときだけ乗るスタンスを取るか、デイトレードではなくスキャル寄りにシフトするといった小さな調整がいいと思います。
Q9:トレード収支 +1,791円は、それ自体で何か示唆しますか?
A:大きな金額ではないですが、損切りをしっかり入れて勝率も確保できているなら、堅実さを示す結果だと思います。
金額以上に「負けを抑える」姿勢が表れていると感じます。
Q10:今後153円を超えていく可能性はありますか?
A:はい可能性はあります。
ただし突破後の「戻り売り」に警戒したいですし、突破が本物かどうかを見極める必要があります。
ニュースや指標、資金フローを確認しながら判断したいです。
まとめ|10月7日〜9日のFXトレード振り返りと今後のポイント
- 10月7日・9日は所用でトレードできず、ドル円の値動きを中心に相場を眺めていた。
- 10月7日は150.30円~151.17円へのじり上げ、10月9日は153.22円の高値到達と高市発言での揺れが印象的。
- 米国政府機関閉鎖により指標発表が抑制され、材料不足でレンジ傾向が強まりやすい環境だった。
- 発言や要因による急変動には警戒が必要、特に重要人物発言タイミングはチャートを注視すべき。
- 153円付近は心理的抵抗線として意識されやすく、突破の信憑性を見極める必要あり。
今回の10月7日〜9日の3日間は、取引時間に制約があったものの、ドル円の値動きを中心に相場を追うことができました。
特に10月8日にはトレードができ、その中で堅実に利益を取れたのは良かった点です。
ただし、指標材料が乏しいなかでの相場だったため、動きが出るところと休むべきところを見極める力が問われました。
153円という水準が意識される中での攻防、発言による乱高下への対応など、チャートの読みとリスク管理の両面で課題も浮き彫りになった3日間でした。
今後は、忙しい日は無理をせず、得意な通貨ペアに集中する、重要発言前後のレバレッジ調整をする、といった工夫を取り入れたいと思います。
突破局面の見極めにも慎重さを持ちながら、次回の10月中旬以降の相場にも挑みたいですね。


