2025年11月19日は、僕のトレードでもかなり印象深い一日になりました。
朝はドル円 155.44円あたりからスタートし、お昼には155.21円付近まで下落。
一見落ち着いた動きに見えたのですが、夕方から急転直下、何と一気に157.15円付近まで駆け上がる波乱の展開。
特に18時台には片山財務相、植田日銀総裁、城山経財相による三者会談からの発言が相場を大きく揺さぶり、市場参加者としては目が離せない展開でした。
この記事では、当日のドル円の値動き、トレード収支、ファンダ・テクニカル両面からの考察を、自分のトレード日記として振り返りつつ解説します。
11月19日ドル円レートの値動き分析
11月19日は、朝から終盤までレートの変動幅が大きく、改めて振り返ると“メリハリの強い一日”でした。
特に時間帯ごとの動きに特徴があり、午前・午後・夕方とそれぞれで市場の空気がガラッと変わった印象があります。
ここでは、当日の値動きを時系列で追いながら、そのときの相場の雰囲気を整理していきます。
朝~正午:155.44円から155.21円への下落局面
朝のドル円は155.44円付近で始まり、午前からお昼にかけて徐々に下押しが進み、155.21円あたりまで下がりました。
この時間帯は特に売り圧力が目立ったわけではなく、リスクオフやポジション調整による調整という印象が強かったです。
市場全体が落ち着きを保ちつつも、どこか次の動きをうかがっている雰囲気がありました。
午後~夕方:155.21円から155.63円への戻し
お昼過ぎ以降、ドル円は反発を見せ、155.63円付近まで戻しました。
この戻しは、一時的なポジション整理や「下がり過ぎた」感による買い戻しが主因と感じました。
ファンダメンタルズに大きな新材料が出たわけではなかったので、テクニカルな戻りとして機能しただけとも考えられます。
18時以降の急上昇:三者会談後の157.15円タッチ
最大の波は18時台にやってきました。
18時10分から、片山財務相、植田日銀総裁、城山経財相による三者会談が行われ、その終了後に片山財務相が「為替の話はしていない」と発言。
これがマーケットには大きく響き、ドル円は一気に157.15円あたりまで急騰。
市場には為替介入への警戒感が後退したとの見方が広がったようで、一気に「円売り+ドル買い」が加速した格好です。
ブルームバーグ報道によれば、会談では為替について具体的な話は出なかったとされ、植田総裁からは従来方針を継続するとの説明があったとのこと。

為替介入が意識される局面では、公式コメントのニュアンスが重要です。
ファンダメンタルズ要因と市場心理の分析
11月19日のドル円の大きな変動は、チャートだけでは説明しにくい“ファンダ寄りの一日”でもありました。
特に夕方の三者会談をきっかけに市場のムードが急変したことで、トレーダーの思惑や心理が一気に傾いたのがわかります。
ここでは、実際に相場を動かしたニュースや発言、日本の経済政策に対する市場の受け止め方を整理していきます。
三者会談の影響:片山発言と為替介入観測
18時10分からの三者会談が鍵を握った一日でした。
片山財務相が会談後に「為替の話はしていない」と発言したことで、市場参加者の中には「介入はないだろう」という安心感が広がったようです。
その結果、円売り圧力が大きく強まり、急激な上昇に繋がりました。
ブルームバーグの記事でも、「会談後、介入警戒が和らぎ円が売られた」と指摘されています。
物価高と庶民の生活への懸念
今回の円安は、物価高で苦しむ庶民にとってはただ喜べるものではありません。
片山や日銀関係者の軽々しい発言に対する市場や国民の不信感も根強く、単なる「政府と日銀のコミュニケーション強化」演出に終始しているのでは、という疑念を持つ人が多いのではと感じます。
今回のような発言が出るたびに、「庶民の物価負担を考えているのか?」という声は消えません。
為替介入の可能性と市場の思惑
市場では当然ながら「為替介入をするかどうか」が注目されていました。
急上昇の背景には「介入なしでも円安が進む」という思惑が強かったように見えます。
しかし、片山発言によって介入リスクが後退したとの見方が強まり、実際に相場は一気に円売り方向に振れました。
これが今日の急騰を加速させたひとつの引き金になったと考えられます。

“介入リスクの後退”は、短期筋にとって絶好の仕掛けタイミングになります。
テクニカル視点から見た判断の難しさ
急騰・急落が激しい日は、テクニカル分析が思うように機能しづらく、トレード判断に迷う場面が増えます。
11月19日もまさにその典型で、チャート形状よりも発言や会談の影響が強く反映された日でした。
ここでは、実際にチャートを見たときの印象や、テクニカルが“裏切られた”と感じたポイントをまとめていきます。
高値157円台の重みとロング/ショートのジレンマ
157円台の急騰という値動きは、トレーダーとしては非常に悩ましいポイントです。
ここまで上がるとロングを狙うにも「いつ押し戻されるか」が不安ですし、一方でショートを入れるには勢いが強すぎて怖さがあります。
僕自身もこのあたりではポジションを取るのにかなり慎重になりました。
ファンダだけでは判断しきれない? テクニカルの限界
今回のような急変動局面では、ファンダメンタルズ(政策発言、会談など)が非常に強く効いており、単純なテクニカル分析だけではエントリーを決めにくい状況でした。
移動平均線やサポート・レジスタンスを見ても、政策リスクがそれを大きく上回るケースがあるということを痛感します。
テクニカルは補助として使いつつ、ファンダを重視する必要性を改めて感じた日でした。

こうした局面は、普段より“軽いポジション”で臨むのが安全です。
本日のトレード振り返りと収支
どれだけ経験を積んでいても、相場が荒れた日は思い通りにいかないことがあります。
今回のトレードも例外ではなく、収支はマイナスに終わりました。
ただ、負けの中にも改善点や気づきはあるもの。
ここでは、自分のトレードを振り返りながら、今後に活かすポイントを整理していきます。
トレード収支とスクリーンショットによる記録

この日のトレード収支は–2,731円でした。
スクリーンショットでポジションの取り方、利確・損切りポイントを記録しており、自分でも反省点が多いです。
急変動に対する読みの甘さもありましたし、ポジションの入れどころ、抜けどころをもっと慎重に考えるべきだったと痛感。
今後の改善ポイント
- 急発動を想定したリスク管理:特に重要イベント(会談など)の前後はポジションを軽くする。
- ファンダ × テクニカルの併用:政策リスクを見込みつつ、指標やチャートで根拠を持ってエントリーする。
- ロング/ショートのバランス:一方に偏らない、柔軟な戦略を持つ。

イベント前後は“守りの姿勢”が結果的に利益を守る!!
11月19日の相場で気になるポイントQ&A
相場が大きく動いた日は、ニュースやチャートを追っているうちに「ここってどういう意味?」「みんなどう受け止めているんだろう?」と疑問が湧きやすいものです。
特に11月19日は、三者会談や要人発言の影響もあって、市場の反応が複雑でした。
ここでは、当日のドル円の動きや背景について、読者が気になりそうなポイントをまとめてQ&A形式で整理しています。
本編では触れきれなかった視点も補っていますので、理解を深める参考にしてみてください。
Q1:なぜ18時台の三者会談がそんなに重要だったの?
A:片山財務相、植田日銀総裁、城山経財相という重鎮が「市場動向を注視する」と明言したことで、円売りへの警戒が和らいだためです。
特に片山氏が「為替の具体的な話はしていない」と述べたことが、市場に安心感を与え、ドル買いが急加速しました。
Q2:本当に為替介入の可能性は後退したの?
A: 市場参加者にはそう受け取られたようです。
片山氏の発言によって「強い介入警戒」は一時和らぎ、急激な円売りが出ることになりました。
ただし、「後退」とはいえ完全にゼロになったわけではなく、今後の発言や政策動向次第で再び意識される可能性は残ります。
Q3:片山財務相の発言は庶民の物価を軽んじている?
A:少なくとも市場にはそのように受け取る人が多いようです。
物価高に苦しむ国民を考えず、為替リスクだけを意識しているのでは、という声が根強くあります。
今回の急上昇局面では、その「軽々しさ」が改めて浮き彫りになった感じがあります。
Q4:この急上昇はテクニカルでは予測可能だった?
A:部分的には予測は難しかったです。
チャート上にはサポート/レジスタンスはあったものの、政策リスク(会談・発言)を完全に織り込んだテクニカルは限界がありました。
ファンダメンタルズを無視すると、大きな逆行を受ける可能性が高くなります。
Q5:トレード収支がマイナスになったのはなぜ?
A:主な原因は急変動に対する読み違いとリスク管理の甘さです。
特に18時以降の急上昇でポジションを持つタイミングが適切でなく、利確・損切りの判断が遅れました。
また、重要イベント前のポジションサイズがやや大きすぎたという反省があります。
Q6:今後、為替介入を警戒すべきか?
A:はい、警戒すべきポイントは残ります。
今回の発言で介入リスクは一時後退したように見えましたが、日本政府・日銀が市場との対話姿勢を強調している以上、「介入完全否定」とまでは言えません。
今後の要人発言や会合、政策発表には常にアンテナを張る必要があります。
Q7:今回のレート急騰は長続きすると思う?
A:短期的には持続力があるかもしれません。
ただし、157円台からさらに上を目指すには、追加材料(政策、経済指標など)が必要だと思います。
過熱感も出始めているため、反発のリスクも無視できません。
Q8:テクニカル重視で行きたいけど、どう戦略を組めばいい?
A:テクニカルだけでなく、ファンダを組み合わせたハイブリッド戦略がおすすめです。
重要時間帯(会談、発言など)にはポジションを小さくし、指標発表の前後にトレンドを確認。
移動平均線やピボット、チャネルラインなどを活用しつつ、常にニュースに敏感であることが大事です。
Q9:物価高の影響を受けて、長期的に円安は続く?
A:物価高+金利差という構図はドル買い・円売りを後押しする材料になり得ますが、長期予測には不確実性も大きいです。
日銀がどのような金融政策を採るか、また政府が経済対策をどう進めるかによって、円安継続か反転かは変わってきます。
Q10:今日のようなトレード日記を続ける意味は?
A:自分のトレードを振り返ることで、判断ミスや成功の要因を整理できます。
特に急変動があった日は、自分のエントリー・イグジットを記録し、なぜ損益が出たかを分析することで、次回以降の改善につながります。
また、心理面の反省(恐怖・欲張りなど)も言語化することでメンタル管理にも役立ちます。
11月19日のドル円急騰を総まとめ
- 11月19日のドル円相場は波乱含み:155.44円付近から始まり、午前中に155.21円まで下落、夕方から会談をきっかけに157.15円まで急上昇。
- 三者会談・片山発言がカギ:18時以降の会談後、為替介入リスク後退見込みでドル買いが加速。
- 庶民の生活を無視した軽い政治・政策発言への違和感:物価高に苦しんでいる国民の視点が置き去りになっているように見える。
- テクニカルだけでは見切れない相場:政策や発言リスクが強く、テクニカル指標だけでの判断は危険になりがち。
- 改善ポイント:重要イベント前のポジション調整、ファンダ × テクニカルの併用、柔軟なポジション戦略。
今日は非常にタフなトレード日となりました。
相場の主導は明らかに政策リスクで、特に三者会談後の発言によって市場心理が一変。
一気に157円台への駆け上がりを見せ、テクニカルだけでは判断しきれない難しさを痛感しました。
収支はマイナスでしたが、こうした局面を経験できたのは学びにもなりました。
今後は重要発言があるタイミングをより警戒し、ポジションサイズや戦略の最適化を進めたいと思います。

