12月3日の相場は、ドル円が155円台後半から始まって1日を通してじわじわ下落していき、豪ドル円は高値圏での横ばいが中心。
そんななかで自分がどう戦って、どこで利益を積み上げられたのか。
実際のトレード結果を振り返りながら、当日の値動きや今後の見通しについても整理していきます。
当日のトレード収支と振り返り
まずは、12月3日に行ったトレードの結果や、自分の判断がどうだったかをひとつずつ思い返していきます。
トレード結果とエントリーの流れ

この日はドル円をメインに、豪ドル円は1回だけチャレンジ。
トータル収支は+5,026円で終了。
内容としては“良かった点”と“ちょっと悔しい点”が両方あった日だした。
ドル円は155.87円付近からスタートし、途中に少し戻しは入ったものの、基本はきれいな下降トレンド。
ゆっくりと日中を通して切り下げ、深夜1時台には155.01円付近まで下落。
その後、翌朝7時には155.26円付近に戻して終わっています。
この流れを見ながら、戻り売り中心でエントリー。
大きく狙うというより、流れに素直についていくイメージでした。
豪ドル円は朝から強く、102.30〜102.50円あたりの高値圏に長く滞在。
正直ここでロングするのは怖くて入れませんでした。
ただ、102.48円付近から一度ショートを入れてみたものの、ちょっとした反発が怖くなって、すぐ利確。
完全にチキン利確でした……。
収支はプラスでも、豪ドル円に関しては「もっと落ち着いて握れたんじゃないか」と思う部分があった1日でした。

豪ドル円は高値圏で止まりやすい通貨ペアだから、反発が速くて怖いのは普通。
事前に“利確幅を決める”とメンタルが楽になるよ。
ドル円と豪ドル円の当日の値動きと相場背景
次に、12月3日の為替市場の全体感を振り返ります。
どんな背景があってドル円が下がり、豪ドル円が高値圏だったのかを整理してみた。
市場の流れと円高の背景
ドル円は、155円台後半から始まったものの、米金利低下に影響されてドル売りが進み、1日を通してじわじわと円高方向へ。
日本の金利が上昇傾向にあることから、円キャリートレードの巻き戻しが意識されている点も、円買いの後押しになっていました。
豪ドル円は102.30〜102.50円で高値圏に滞在する時間が長かったです。
9時台に102.01円、23時台に102.10円へ下押しした場面もあったが、そこからの戻りも早かった印象。
豪ドル自体が強かったため、大きな崩れは見られなかったです。
総じて、
- ドル円は下降トレンド
- 豪ドル円は高値圏でのレンジ
という、通貨ごとの性質がはっきり出た1日だった。

円キャリートレードの巻き戻しが出ると、急に円高になることが多いんだ。
特に日本の金利が動いている時期は注意だよ。
今後のドル円/豪ドル円の見通しと自分の戦略
では、この日の動きを踏まえて、これからどんな戦い方が良さそうか。
自分の中で整理している戦略をまとめておきたいと思います。
ロングは慎重、基本は戻り売りメイン
ドル円は4時間足の押し安値を割っているので、全体としては戻り売りが中心。
ただ、もし日足レベルで78.6%あたりまで押して反発するなら、そこは一度ロングを狙ってみてもいいと考えています。
豪ドル円は高値圏での滞在が続く限り、深い押し目が来ないとロングは狙いにくい。
今回のようにショートで入る場合でも、反発が早いことが多いので慎重さが必要だと痛感しました。
そして何より、無駄なエントリーを減らすこと。
勝てる形が来るまでは本当に待つ。
それが頭では分かっていてもなかなか難しい。
でも、これができるかどうかで結果が全然変わってくる。

勝てる形が来るまで待つのは簡単そうで難しいけど、ここを我慢できるかで成績が変わるよ。
焦らず待つ力はトレード最大の武器。
スワップ3倍DAYの印象とその活かし方
この日の特徴のひとつが、スワップ3倍DAYだったこと。
これについて自分なりに感じたことを書いておきます。
スワップより値動きが強かった1日
スワップ3倍DAYというと魅力的に聞こえるが、実際のところ、この日のように価格が大きく動く相場では、スワップの恩恵より値動きの影響のほうがはるかに大きい。
特にドル円は下落の勢いが強く、スワップ狙いでポジションを持つよりも、動きに素直に乗ったほうが良かったと思う。
あくまでスワップは“おまけ”。やはりエントリーポイントの精度のほうが何倍も大事だと実感しました。

スワップが高くても、相場の勢いには勝てない。
動きが大きい日は、まず値動き優先で判断しよう。
最近の相場環境から感じたこと
ここ数日の相場を見ていて、自分の中で強く感じるものがあったので、ここで少し整理しておきます。
上昇相場の後の下落はいつも怖い
数日前までドル円はあれだけ強い上昇を見せていた。
それが急に弱くなると、今度は「ショートが怖くなる」。
この感覚は、自分だけじゃなく多くのトレーダーが感じることだと思います。
でも、4時間足の押し安値も割れている以上、目線を切り替えないといけない。
トレンドが変わったなら、そこに逆らわないこと。
頭では分かっているのに、どうしても気持ちが追いつかないこともあり、そんな難しさを感じた日でもありました。

4時間足の押し安値割れは、短期の流れが変わったサイン。
怖がらずに方向に沿って動くことが大事。
読者が抱きやすい“あの疑問”に答えてみた
12月3日の相場を見ていると、値動きの理由や通貨の強弱など、細かいところで疑問が湧いてくる人も多いかもしれません。
ここでは、今日の動きに関連して「このあたり気になるよね」というポイントをQ&A形式で整理してみました。
Q1. 12月3日のドル円はなぜ下げ続けた?
A1. 米金利の低下と円金利上昇観測が重なり、ドル売りと円買いの両方が入ったため。
Q2. 豪ドル円が高値圏で安定していた理由は?
A2. 豪ドル自体が比較的強く、豪州関連の悪材料が少なかったため。
Q3. 豪ドル円でロングできなかった理由は?
A3. 高値圏が長く続いており、押しが浅いままだったため、値幅が取りづらいと感じた。
Q4. ドル円の反発ポイントはどこを見ている?
A4. 日足の78.6%付近をひとつの候補として見ている。
反発の形が出るかが大切。
Q5. スワップ3倍DAYでもトレードに影響しないの?
A5. 値動きが大きい日はスワップより値幅のほうが圧倒的に影響力が強い。
Q6. 円高の流れは続く?
A6. 日本の金利が上がる流れが続くなら、円高圧力はかかりやすい。
ただニュース次第で急転することもある。
Q7. 豪ドル円の上下幅が狭いのはなぜ?
A7. 豪ドルが底堅く、円が弱い状態が続いているため、はっきりした方向が出づらい。
Q8. 次に注目するべき指標は?
A8. 日本の金利に関する発言、米雇用指標、豪州の物価関連指標。
この3つが大きく動かす可能性あり。
Q9. 戻り売りで気をつけていることは?
A9. 思ったより浅い戻りで下げるときがあるので、無理に引きつけすぎないこと。
Q10. FXで大事な心構えは?
A10. 勝てる形を待つこと。
焦らないこと。
無駄なエントリーをしないこと。
この3つに尽きる。
読者と共有したい今日のポイントまとめ
- ドル円は155.87→155.01円までしっかり下落。流れに乗って利益を出せた。
- 豪ドル円は高値圏レンジ。ショートは入ったもののチキン利確で伸ばしきれず。
- スワップ3倍DAYだったが、値動きが強くスワップ優先は難しい日だった。
- 円高の背景には日本金利上昇とドル売りの組み合わせ。
- 今後のドル円は戻り売りが基本。ロングは日足78.6%付近を見ながら慎重に。
- FXはとにかく“無駄なエントリーを減らす”ことが大きな差になる。
12月3日はトレード自体は勝てたものの、内容としては改善できるポイントが多く、改めて「丁寧さ」の大事さを痛感した1日でした。
相場は毎日違う顔を見せてくるので、その日の強弱をよく観察しながら、焦らず、チャンスだけしっかり取っていきたいところ。

今日も最後まで読んでくれて本当にありがとうございます。
また明日の相場も一緒に振り返っていけたら嬉しいです。
ぜひまた見にきてほしいです。

