2026年2月も後半戦に突入しました。
今週は週明けの米国休場から始まり、週後半にかけて重要指標が目白押しとなる、非常にメリハリの利いた相場展開でしたね。
ドル円を中心にクロス円も活発に動き、トレーダーとしての判断力が試される場面が多々ありました。
私自身がチャートの前で何を考え、どのような根拠でポジションを持ったのか、日々の記録とともに振り返っていきたいと思います。
先週の荒れた相場環境と比較したい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
財務官の円安牽制発言や重要指標の発表により、ドル円が152円台まで急進した激動の一週間を振り返っています。
2026年2月第2週のFX収支:財務官の牽制と揺れる米指標
- 2月16日から20日の日別トレード収支と相場背景
- 今週のクロス円相場と通貨強弱の分析
- 2026年2月第3週の相場に関するよくある質問
- Q1:2月16日の米国休場時、ドル円が153円台を維持できた要因は何ですか?
- Q2:2月18日の耐久財受注が予想を下回ったのに、なぜドル円は上昇したのですか?
- Q3:1月FOMC議事録の内容で、市場が特に反応した部分はどこですか?
- Q4:2月19日のフィラデルフィア連銀指数が良かったのにドル円が売られた理由は?
- Q5:2月20日の第4四半期実質GDPの結果が予想より低かったのはなぜですか?
- Q6:今週の豪ドル円がこれほどまでに強かった背景を教えてください。
- Q7:ポンド円が他のクロス円ほど伸びなかったのはなぜでしょうか?
- Q8:2月20日のPCE価格指数でコア指数が3.0パーセントとなりましたが、この意味は?
- Q9:スイスフラン円が木曜日に201円台をつけた理由は何ですか?
- Q10:今週の相場を通じて、円買いの介入警戒感はありましたか?
- 2月第3週トレードの総括と今後の展望
2月16日から20日の日別トレード収支と相場背景
今週のトレードを振り返る前に、まずは日ごとの収支を確認しておきましょう。
全体としては堅実なプラスを積み上げることができた一週間でした。
ボラティリティの低い月曜日から、指標で大きく動いた金曜日まで、それぞれの市場環境に合わせた立ち回りを意識しました。
2月16日(月):静かな幕開けと慎重な見極め
2月16日の収支:+119円

今週のスタートは152.72円付近からでした。
東京時間早々に152.64円まで押す場面もありましたが、底堅さを確認するとじわじわと値を戻す展開に。
米国が休場ということもあり、ロンドン時間からニューヨーク時間にかけては大きなトレンドは出にくいと判断していました。
153.63円付近まで上昇した後は、無理に追わずにレンジ内での微調整に終始した形です。
夜間は153.50円を挟んだ小動きとなり、翌朝を153.43円で迎えました。

東京時間の安値を割らずに反転した時点で、下値の堅さはかなり意識されていました。
ただ、米国不在で本格的な買い上げは期待しにくい状況。
153.60円付近の抵抗帯まで引きつけて利確し、レンジ内での微調整に切り替えた判断は、リスクリワードの観点からも無理のない選択だったと言えます。
2月17日(火):乱高下の中での押し目買い
2月17日の収支:+2,227円

火曜日は153.43円から始まり、午前中には153.75円まで買われました。
しかし、そこからは一転して下落基調に。
欧州時間には152.70円付近まで値を下げ、前日の安値水準を試す動きとなりました。
ここで反発を確認できたことが大きなポイントでした。
深夜にかけては再び買いが強まり、153.92円まで一気に上昇。
最後は少し戻して153.31円でクローズしました。
方向感が定まりにくい日でしたが、安値を背にしたエントリーが功を奏しました。

前日の安値水準である152.70円付近での反発は、教科書通りの押し目買いチャンスでしたね。
こういった意識されやすいラインまで引きつけてからエントリーすることで、損切り位置も明確になり、リスクを最小限に抑えつつ大きな反発を狙うことができます。
2月18日(水):FOMC議事録を控えた上昇トレンド
2月18日の収支:+983円

水曜日は153.31円付近からスタート。
朝方に153.07円まで下げたものの、そこからは綺麗な上昇トレンドを描きました。
この日は米国の耐久財受注や鉱工業生産指数の発表、そして深夜にはFOMC議事録の公開という重要イベントがありました。
指標結果が強弱入り混じる中、市場はドル買いを選択。
翌朝7時には154.81円まで到達しており、強いトレンド回帰を感じさせる一日となりました。

耐久財受注のヘッドラインがマイナスだったにもかかわらず、輸送を除くコアの強さが意識されてドル買いに振れたのは興味深い動きでしたね。
指標の結果そのものよりも、市場がどの項目を重視してどう反応したかという「初動の答え合わせ」を待ってから動くことの大切さを痛感しました。
2月19日(木):高値圏での攻防とフィラデルフィア連銀指数
2月19日の収支:+651円

154.81円から始まった木曜日は、勢いそのままに155円台へと突入。
午後には155.34円の最高値をつけました。
しかし、2月フィラデルフィア連銀景気指数が予想を上回る結果となった一方で、中古住宅販売成約指数が振るわなかったこともあり、NY時間には154.54円まで押し戻される展開に。
高値圏での利益確定売りも重なった印象です。
最終的には155.01円付近まで戻して引けました。

勢いに乗って155円台を攻めるのは良いですが、こういった高値圏での急落に巻き込まれないためには、トレール注文で利益を確保しつつ追いかけるのが賢明です。
最終的に155円付近まで戻したとはいえ、154.54円までの深い押しを経験すると、改めて利確のタイミングの重要性を思い知らされますね。
2月20日(金):週末の波乱と重要指標の連発
2月20日の収支:+5,196円

今週の締めくくりとなる金曜日は、155.01円からスタート。
18時台には155.64円まで上昇し、ドル円の強さが際立ちました。
しかし、夜間に発表された実質GDPやPCE価格指数、PMIといった一連の重要指標を受けて相場は乱高下。
一時154.71円まで急落する場面もあり、週末特有の激しい動きとなりました。
その後は再び買い戻され、155.03円で一週間を終えています。
ボラティリティを味方につけ、今週最大の利益を得ることができました。

GDP、PCE、PMIと、景気と物価の両面からドルを値踏みするような一日でした。
数字の良し悪しで上下に振られましたが、最終的に週のスタートより高い位置で引けたことは、依然としてドルの底堅さが健在であることを示唆しています。
週末のポジション持ち越しは避け、フラットな状態で終えるのが精神衛生上もベストですね。
今週のクロス円相場と通貨強弱の分析
今週はドル円だけでなく、各クロス円も非常に興味深い動きを見せました。
全体的に円安方向への圧力が強かったものの、通貨ごとにその強弱には差が出ています。
豪ドル円とユーロ円の堅調な推移
豪ドル円は107.92円から始まり、月曜の安値107.69円を底に、毎日高値を更新し続ける強い動きでした。
金曜日には110.06円に達し、終始陽線で引ける教科書的な上昇トレンドとなりました。
ユーロ円も同様に、火曜日に180.82円の安値をつけた後は、木曜日に183.14円まで上昇。
欧州通貨の底堅さが目立った一週間でした。
カナダドル円、ポンド円、スイスフラン円の動向
カナダドル円は112.12円から始まり、火曜と金曜に陰線となりましたが、全体としては113.68円まで上昇する流れでした。
ポンド円は208.39円からスタート。
他のクロス円に比べるとレンジ内での推移が目立ち、207円から209円の間を行き来する展開。
スイスフラン円は198.76円から始まり、木曜には201.11円まで上昇するなど、リスク回避と円安の狭間で揺れる動きとなりました。
ニュージーランドドル円の停滞
唯一、ニュージーランドドル円だけは92円台でのレンジに終始しました。
92円から92.70円という非常に狭い幅での推移となり、大きなトレンドは発生しませんでした。
他通貨ペアが円安に振れる中で、NZドルの弱さが相殺された形かもしれません。
2026年2月第3週の相場に関するよくある質問
2026年2月16日週のマーケットにおいて、注目されたポイントや疑問点をまとめました。
Q1:2月16日の米国休場時、ドル円が153円台を維持できた要因は何ですか?
A1:米国市場がプレジデンツ・デーで休場のため流動性は低かったものの、日本時間からの堅調な買いの流れが継続しました。
本邦の実需筋によるドル買い需要が下値を支え、大きな崩れなく推移したと考えられます。
Q2:2月18日の耐久財受注が予想を下回ったのに、なぜドル円は上昇したのですか?
A2:ヘッドラインの数値はマイナスでしたが、輸送を除くコアの数値がプラス0.9パーセントと予想を大幅に上回りました。
市場は航空機などの変動を除いた実力値が強いと判断し、ドル買いで反応しました。
Q3:1月FOMC議事録の内容で、市場が特に反応した部分はどこですか?
A3:インフレ抑制に対する当局の慎重な姿勢が改めて確認された点です。
早期利下げ観測を抑制する内容であったため、金利上昇とともにドル買いを後押しする要因となりました。
Q4:2月19日のフィラデルフィア連銀指数が良かったのにドル円が売られた理由は?
A4:指標直後は買われましたが、同時に発表された中古住宅販売成約指数が予想を下回るマイナス0.8パーセントとなったことが重石となりました。
また、連日の上昇に対する達成感から利益確定売りが出やすい水準だったことも影響しています。
Q5:2月20日の第4四半期実質GDPの結果が予想より低かったのはなぜですか?
A5:速報値からの改定値として1.4パーセントとなり、個人消費の伸び悩みが影響した形です。
しかし、同時に発表されたPCE価格指数が根強いインフレを示したため、ドルの下値は限定的でした。
Q6:今週の豪ドル円がこれほどまでに強かった背景を教えてください。
A6:中国経済の持ち直し期待や資源価格の安定に加え、オーストラリア準備銀行によるタカ派的な姿勢が意識されました。
円安との相乗効果により、全営業日で安値を切り上げる強い形となりました。
Q7:ポンド円が他のクロス円ほど伸びなかったのはなぜでしょうか?
A7:英国の経済指標に一部弱さが見られ、ポンド自体の買い材料が乏しかったことが原因です。
円安の波には乗ったものの、ポンド買いの勢いが続かず、レンジ内での推移に留まりました。
Q8:2月20日のPCE価格指数でコア指数が3.0パーセントとなりましたが、この意味は?
A8:FRBが最も重視する指標の一つであるコアPCEが依然として高い水準にあることを示しています。
これによりインフレの粘着性が意識され、ドル円の155円台維持を支える材料となりました。
Q9:スイスフラン円が木曜日に201円台をつけた理由は何ですか?
A9:欧州時間でのスイスフラン買いと、円安の勢いが合致した結果です。
一時的なリスクセンチメントの変化により、安全資産とされるフランに資金が流入する場面がありました。
Q10:今週の相場を通じて、円買いの介入警戒感はありましたか?
A10:155円台に到達した木曜日以降、市場では徐々に当局の口先介入を警戒する声が上がり始めました。
しかし、明確な牽制発言が少なかったため、週末にかけても底堅い動きが続きました。
2月第3週トレードの総括と今後の展望
- 米国休場明けからの強いドル買いトレンドへの回帰。
- 耐久財受注やGDP、PCEなど重要指標によるボラティリティの拡大。
- 豪ドル円をはじめとするクロス円の全面高展開。
- 155円という心理的節目を巡る攻防の開始。
今週のトレードを振り返ると、相場の流れに逆らわず、押し目を確認してからエントリーするという基本を徹底できたことが収支に繋がりました。
特に金曜日のような指標ラッシュの日は、無理にポジションを持たず、動きが出た後の戻りを狙う冷静さが重要だと再確認しました。
155円台に乗せてきたことで、今後は政府・日銀の動向にもより注意を払う必要があります。
週末にしっかりリサーチを行い、来週のシナリオを構築していきたいと思います。
今週も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
皆さんのトレードにも何か少しでも役立つ情報があれば幸いです。

また来週の記録でお会いしましょう。
