今週も為替相場は非常に変化に富んだ1週間となりました。
特にドル円は159円台を中心とした神経質な展開が続き、当局による発言ひとつで空気が変わる緊張感がありました。
日々の収支とともに、その時々の市場が何を材料に動いていたのかを自分の備忘録も兼ねて丁寧に振り返っていきます。
先週の相場状況やトレード結果については、こちらの「3月9日週のFX週報と相場分析」で詳しく振り返っています。
ドル円のトレンドの変化を比較するのに役立ちます。
- 3月16日(月)週明けのドル円推移と国内要人発言の影響
- 3月17日(火)豪中銀政策金利とドルの底堅さ
- 3月18日(水)米FRB政策金利と週の最高値更新
- 3月19日(木)フィラデルフィア連銀指数のサプライズと最安値への急落
- 3月20日(金)祝日の落ち着きとクロス円の週末動向
- 3月第3週の相場に関するよくある質問
- Q1:3月16日の片山財務相による断固たる措置という表現は、過去の介入時と比較してどの程度の警戒レベルでしたか?
- Q2:16日の米鉱工業生産指数が予想通りだったことで、ドル円の下落は限定的になったと考えてよいでしょうか?
- Q3:17日の豪中銀政策金利発表後、豪ドル円に目立った動きはありましたか?
- Q4:18日のFRB政策金利発表において、上限3.75パーセントの維持が確定した後のドルの反応はどうでしたか?
- Q5:19日のフィラデルフィア連銀景況指数が予想を倍以上上回った背景には何があると考えられますか?
- Q6:19日の米新規住宅販売件数が予想を大きく下回ったのはなぜでしょうか?
- Q7:木曜日にドル円が157円台まで急落した際、特定の要人発言の影響はありましたか?
- Q8:今週のユーロ円が週末にかけて184円台まで上昇した主な要因は何ですか?
- Q9:ニュージーランドドル円が火曜日に93円台の最高値をつけた理由を教えてください。
- Q10:20日が祝日だったことで、ドル円のボラティリティにどのような影響が出ましたか?
- 今回の週間収支まとめと今後の展望
3月16日(月)週明けのドル円推移と国内要人発言の影響
週の始まりから日本の通貨当局による口先介入とも取れる発言が相次ぎました。
市場には警戒感が漂い、上値の重い展開が印象的な月曜日でした。
3月16日のトレード内容と収支

本日の収支:+1,934円
月曜日のドル円は159.73円付近からスタートしましたが、高値は159.74円にとどまり、その後は158円台まで押し戻される場面がありました。
片山財務相による断固たる措置を含めた姿勢という強い表現が伝わったことで、不用意にロングを持てない雰囲気が強かったです。
22時15分に発表された米国の2月鉱工業生産指数などは予想通りの数字となり、経済指標による大きな波乱はありませんでした。

週明け早々に高値が更新できない展開は、その週のレンジを占う重要なヒントになります。
159.74円でピタリと止まったのを見て、すぐに「今日は上値が重い日だ」と切り替えられたかどうかが、その後の無駄なエントリーを減らす鍵になったはずです。
3月17日(火)豪中銀政策金利とドルの底堅さ
火曜日はオセアニア市場の注目イベントである豪中銀の政策金利発表がありました。
ドル円については、前日の流れを引き継ぎつつも、底堅さを確認するような1日となりました。
3月17日のトレード内容と収支

本日の収支:+946円
159.08円から始まった火曜日のドル円は、158.72円まで下げる場面もありましたが、終値では159.01円まで戻す展開でした。
豪中銀の政策金利は4.1パーセントで据え置かれ、概ね予想通りの結果となっています。
夜には米国の2月中古住宅販売成約指数が予想を大きく上回り、米国の景気の強さが改めて意識されました。
片山財務相からは金融市場の変動に対する万全の対応という言葉も出ており、引き続き慎重なトレードを心がけました。

158.72円まで突っ込んだものの、終値で159円台を回復したという事実は、短期的な売り圧力を市場が吸収しきったことを示唆しています。
安値を更新せずに戻る動きは、欧米勢が依然としてドル買いの押し目を探っている証拠ですね。
3月18日(水)米FRB政策金利と週の最高値更新
水曜日は今週の大きな山場のひとつであるFRBの政策金利発表がありました。
期待と警戒が入り混じる中、夜に向けてドル買いが加速する動きが見られました。
3月18日のトレード内容と収支

本日の収支:+4,840円
ドル円は159.01円付近から上昇を開始し、週の最高値となる159.90円まで迫る勢いを見せました。
FRBの政策金利は市場の予想通り3.50パーセントから3.75パーセントの範囲で維持されましたが、発表前後の乱高下は非常にスリリングでした。
耐久財受注の結果も大きな乖離がなく、全体としてドル買い基調が継続した1日でした。
ボラティリティが高まったタイミングを上手く捉えることができ、収益を伸ばすことができました。

今回のように金利据え置きが既定路線であっても、声明文の行間を読み解こうとするアルゴリズムが激しく反応します。
発表直後の数分間はスプレッドも広がりやすいため、飛び乗らずに値動きが落ち着いた二波目を狙うのが利益を残すコツです。
3月19日(木)フィラデルフィア連銀指数のサプライズと最安値への急落
木曜日は複数の主要中央銀行による政策金利発表が重なり、さらには米国の指標が予想外の結果を示すなど、1週間の中で最もダイナミックな動きとなりました。
3月19日のトレード内容と収支

本日の収支:+5,932円
この日は159.74円からスタートしましたが、安値は157.51円まで急降下し、週の最安値を記録しました。
英中銀やECBの政策金利は予想通りでしたが、フィラデルフィア連銀景況指数が予想の8.5を大幅に上回る18.1という驚きの数字を叩き出しました。
一方で、新規住宅販売件数は予想を大きく下回るなど、材料が混在して複雑な動きとなりました。
片山財務相の万全な対応という発言も重なり、利益確定と損切りが激しく交錯する中で、なんとかプラスで終えることができました。

159.74円から157.51円までの約220ピップスもの下落は、単なる調整の域を超えた動きでした。
こういう局面では「どこが底か」を探るのではなく、まずはポジションを軽くして、嵐が過ぎ去るのを待つのが専業の鉄則です。
3月20日(金)祝日の落ち着きとクロス円の週末動向
金曜日は春分の日で国内市場が祝日ということもあり、これまでの激しい動きに比べるとやや穏やかな1日となりました。
3月20日のトレード内容と収支

本日の収支:+2,053円
157.78円付近からスタートしたドル円は、159.38円までじりじりと値を戻す展開でした。
祝日の影響で参加者が限られていたためか、突き抜けるようなパワーは感じられませんでしたが、落ち着いた値動きの中で着実にトレードを重ねました。
クロス円に目を向けると、ポンド円が212円台まで上昇し、ユーロ円も週末にかけて強含むなど、通貨によって強弱がはっきりと分かれた週末となりました。

東京市場が休みの日は、どうしても流動性が落ちて値動きが「飛び飛び」になりがちです。
そんな中で159.38円まで戻したという事実は、日本の実需がいなくても海外勢によるドル買い意欲が根強いことを如実に物語っています。
3月第3週の相場に関するよくある質問
今週の市場動向や特定の指標結果について、多くの投資家が気になったであろうポイントをピックアップしてまとめました。
Q1:3月16日の片山財務相による断固たる措置という表現は、過去の介入時と比較してどの程度の警戒レベルでしたか?
A1:この表現は実務的な準備に入っていることを示唆する非常に強い警戒水準であり、市場には実際に24時間体制での監視が行われているとの緊張感が走りました。
Q2:16日の米鉱工業生産指数が予想通りだったことで、ドル円の下落は限定的になったと考えてよいでしょうか?
A2:はい。
サプライズがなかったことで、米国の製造業の安定性が確認され、過度なドル売りを防ぐ要因のひとつになったと言えます。
Q3:17日の豪中銀政策金利発表後、豪ドル円に目立った動きはありましたか?
A3:据え置きが予想通りだったため、発表直後の反応は限定的でしたが、その後の声明文でインフレへの警戒が続いていると判断され、底堅い動きを支えました。
Q4:18日のFRB政策金利発表において、上限3.75パーセントの維持が確定した後のドルの反応はどうでしたか?
A4:金利そのものよりも将来の利下げ時期に関する期待が後退したと受け止められ、結果としてドル買い優勢の展開を後押ししました。
Q5:19日のフィラデルフィア連銀景況指数が予想を倍以上上回った背景には何があると考えられますか?
A5:同地域における新規受注の大幅な改善と、製造業の景況感が冬場の停滞を抜けて急速に回復したことが寄与していると考えられます。
Q6:19日の米新規住宅販売件数が予想を大きく下回ったのはなぜでしょうか?
A6:住宅価格の高止まりと住宅ローン金利の再上昇が、購入者のマインドを冷え込ませたことが主な要因と分析されています。
Q7:木曜日にドル円が157円台まで急落した際、特定の要人発言の影響はありましたか?
A7:片山財務相がいかなる時にも万全な対応と、これまで以上に頻繁に発言を繰り返したことが、短期勢の利益確定売りを誘発した側面があります。
Q8:今週のユーロ円が週末にかけて184円台まで上昇した主な要因は何ですか?
A8:ECBの政策金利据え置きを受けて、欧州の利下げ開始時期が米英よりも遅れるとの見方が広まったことが、ユーロ買いを促しました。
Q9:ニュージーランドドル円が火曜日に93円台の最高値をつけた理由を教えてください。
A9:当日は中国の経済統計が一部で好感され、資源国通貨であるニュージーランドドルに買いが入ったことが影響しています。
Q10:20日が祝日だったことで、ドル円のボラティリティにどのような影響が出ましたか?
A10:東京市場が休場だったため午前中の動きは極めて限定的でしたが、ロンドン市場以降は海外勢の参入により通常の金曜日らしい戻りの動きが見られました。
今回の週間収支まとめと今後の展望
今週のトレードを振り返ると、指標の結果と要人発言のタイミングが重なり、非常に神経を使う場面が多かったです。
しかし、日々の資金管理を徹底することで、全ての営業日でプラス収支を維持することができました。
- 全てのトレード日でプラス収支を達成し、安定した運用ができた。
- 財務相による口先介入の言葉のトーンを注視し、不用意なロングを避けた。
- フィラデルフィア連銀指数のサプライズなど、予想外の動きにも冷静に対処した。
- クロス円の各通貨ペアそれぞれの強弱を把握し、エントリーの参考にできた。
- 週末のポジション持ち越しを避け、リスク管理を優先させた。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
為替相場は毎日が新しい発見の連続ですが、こうして振り返ることで自分のトレードの癖や市場の本質が見えてくると実感しています。
来週もまた皆さんと一緒に、良い相場分析ができることを楽しみにしています。

ぜひまた、このブログを覗きに来てくださいね。
