FXを始める前に取引通貨の特徴を知っておこう

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為替相場は24時間眠らない巨大な市場ですが、その主役である「お金」の個性を知ることは、FXで生き残るための第一歩といえます。

私が最初にFX取引を始めたときは、世界ではどのような通貨がどのような状況で使われているのか、ほとんど知識がありませんでした。

当時はどのボタンを押せばいいのかすら分からず、ただチャートが動くのを眺めているだけだったのを覚えています。

この記事では、私がFX取引を長年してきた経験に基づいて、初心者の方にもわかりやすく通貨の種類やその特徴、個人の取引スタイルに合わせたオススメの通貨など解説していきます。

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※掲載のスプレッドはドル円の場合です。
また、相場状況などにより変動することがあります。

世界の通貨の特徴と市場の読み方

通貨とは本来、その国の信頼度を数値で表したものになります。

その国の経済成長率と安定度はもちろんのこと、健全に政治が行われていることが通貨の価値を決める大切な要因になります。

例えば、どれだけ金利が高くても、政治が不安定な国の通貨は暴落のリスクを孕んでいるため、常に警戒が必要です。

また、資源国通貨に関しては、資源価格の変動の影響を受ける傾向が強いという特徴があります。

もし、戦争や紛争などが発生した場合には、安全通貨に人気が集まる傾向が強くなります。

特に、地政学リスクが高まると「有事の円買い」や「有事のドル買い」といった言葉がニュースを賑わすようになりますね。

  • 代表的な資源国通貨(AUD・NZD・CADなど)
  • 代表的な安全通貨 (JPY・USD・CHFなど)

FX取引で人気のメジャー通貨とそれぞれの個性

米ドル(USD)

世界の基軸通貨と呼ばれており、世界でもっとも貿易などの決済に使われている通貨。

2025年においては、戦争の影響により「有事のドル買い」で上昇傾向とされている。

圧倒的な流通量を誇るため、まずはドルの強弱を把握することがFX全体の流れを掴む近道になります。

ユーロ(EUR)

米ドルに続いて世界で取引量2位の通貨。

EU(欧州連合)の多くの国(ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・オランダなど)で使われています。

加盟国の経済格差や政治不安がユーロ全体の重石になることもある、少し複雑な顔を持つ通貨です。

日本円(JPY)

米ドル・ユーロの次に取引量が多い通貨。

アメリカとの結びつきが強い国のため、米ドルの影響を受けて推移することも多い。

金利が続いているためキャリートレードの対象になりやすく、急激な円安局面では介入への警戒も必要です。

イギリスポンド(GBP)

取引量は世界で4位だが、非常に値動きが激しいため、FX取引で好んで取引する人も多い。

その荒々しい値動きから「殺人通貨」という異名を持つほどで、短期間で大きな利益を狙うトレーダーに人気です。

豪ドル(AUD)

オーストラリアは金や石炭、鉄鉱石などの資源に恵まれています。

したがって資源国通貨に分類され、金利も割と高めの通貨です。

特に中国との貿易関係が深いため、中国の経済指標によってレートが大きく動くのも特徴の一つです。

カナダドル(CAD)

カナダは原油や天然ガス、ニッケルなどの資源に恵まれています。

アメリカと隣国関係にあるため、アメリカ経済の影響も受けやすくなります。

資源国通貨に分類されています。

WTI原油先物価格との連動性が非常に高いため、エネルギー価格の推移をチェックすることが欠かせません。

人民元(CNH)

中国は「世界の工場」と呼ばれており、世界の国々に輸出をしています。

経済発展も著しく人口も多いため、将来的には流通量も増えてくると思われます。

当局による介入や管理が強いため、自由な市場原理とは異なる動きをすることがある点には注意が必要です。

スイスフラン

永世中立国であり政治と経済が安定しています。安全通貨として人気があります。

情報量が多く、スプレッドも安定しているメジャー通貨は、メンタル面でも初心者に優しい選択肢といえます。

メジャー通貨とは、どこのFX会社でも取引できるような人気の通貨です。
個人的には初心者のときは、この中から選んで取引することをおすすめします。

FX取引されているマイナー通貨の魅力とリスク

香港ドル(HKD)

香港は中国の一部ですが、人民元ではなく香港ドルが使用されています。

管理された範囲の中で、米ドルに連動して推移する通貨です。

ドルペッグ制を採用しているため、米ドルとのレートが一定の範囲に維持されるという特殊な性質を持っています。

メキシコペソ(MXN)

メキシコはアメリカ経済に影響されることが多いので、米ドルの動きにも影響されやすい通貨です。

原油が主な産業のため、資源価格の影響も受けやすい通貨でもあります。

最近では高金利を背景に投資家からの注目度が増しており、スワップ目的での保有も増えている印象です。

ニュージーランドドル(NZD)

ニュージーランドドルは、コモディティ価格の影響を受けて動く通貨です。

高金利通貨の部類になりますので、スワップポイント狙いの投資家にも人気の通貨です。

オーストラリアとも密接な関係にありますので、オーストラリア経済の影響も受けます。

主要な輸出品目が酪農製品であるため、乳製品価格の国際オークション結果で動くこともある面白い通貨です。

ノルウェークローネ(NOK)

ノルウェーの主な産業は原油です。

したがって原油価格の影響を強く受けます。

経済的には潤っており、高金利通貨に分類されます。

北欧通貨らしい落ち着いた動きを見せることもありますが、やはり原油安には非常に弱い側面を持っています。

ポーランドズロチ(PLN)

ポーランドはEU圏ですが、ユーロではなく独自の通貨を使用しています。

ドイツとの結びつきが強いため、ドイツ経済の影響をうけやすいのが通貨の特徴です。

欧州の中では比較的高金利な部類に入るため、ユーロ円とのサヤ取りに利用されることもありますね。

トルコリラ(TRY)

トルコは長い間、高金利政策をとっているため、スワップポイント目的のトレーダーに人気の通貨です。

立地的に紛争が多い地域のため、地学的リスクは高めです。

政策金利の変更が頻繁に行われるため、常にエルドアン大統領の発言やインフレ率を注視する必要があります。

南アフリカランド(ZAR)

南アフリカは、金やダイヤモンドなどの鉱物資源に恵まれています。

したがって金価格の影響を受けやすいのが通貨の特徴です。

また、政治や経済が不安定なので高金利通貨ですが、ボラティリティも高い通貨です。

一度トレンドが出ると一方的に動き続ける性質があるため、損切り設定を忘れると一気に資金を失うリスクがあります。

マイナー通貨は、自国の政情が不安定な国も多く、通貨の動きも激しい場合があります。
テクニカル分析を用いて、安定取引を望まれる方にはおすすめしません。
まずはデモトレードなどで、その独特なボラティリティの高さに慣れてから本番に挑むべきでしょう。

FXトレードスタイルごとのおすすめ通貨ペアと実体験

私はFX取引を長年していますので、数多くの通貨ペアを取引した経験があります。

過去を思い出せば、通貨によっては瞬時の暴落を受けて、大損をしたこともありました。

あの時の、画面の前で固まってしまった絶望感は、今でもトレードの教訓として胸に刻んでいます。

近年は、メジャー通貨をメインとしたリスクが少ない取引を心がけています。

この項目では、スキャルピング・デイトレード・スイングトレード・スワップポイント・値幅・安定感・テクニカル分析などをキーワードに通貨ペアを分類しています。

スキャルピングに適した通貨ペア(超短期取引)

スプレッドが小さく少ない変動で利益が狙える。

どの観点から考えてもバランスがとれている。

秒単位で決済を繰り返すスタイルなら、手数料負けしないための低スプレッドが絶対条件になります。

  • ドル円(USD/JPY)
  • ユーロドル(EUR/USD)
  • ユーロ円(EUR/JPY)

スプレッドの狭さはもちろんですが、スキャルピングでは「狙った価格で瞬時に注文が通るか」という約定力も無視できません。
特に指標発表時はスプレッドが広がりやすいので、複数の会社を比較して、自分の手法が一番スムーズに機能する環境を見極めるのが隠れた必勝法です。

デイトレードに適した通貨ペア(日またぎしない取引)

1日のレートの値幅がある。

流動性が高く注文が約定しやすい。

夜間にポジションを持ち越さない安心感があるため、サラリーマンの副業トレードにも向いている手法です。

  • ドル円(USD/JPY)
  • ポンド円(GBP/JPY)
  • ユーロドル(EUR/USD)
  • ポンドドル(GBP/USD)

1日のうちに必ず決済を終えるデイトレードでは、自分が「ここで決済したい」と思った時にすぐ約定する流動性の高さが命です。
紹介されている4つのペアは世界的に取引量が多く、急なニュースが入った際も比較的注文が通りやすいため、リスク管理の観点からも非常に理にかなった選択肢だと言えます。

スイングトレード適した通貨ペア(数日から数週間の保有)

テクニカル分析が機能している。

スイングに適した値幅が見込める。

日足のトレンドをじっくり追いかけるスタイルなら、多少のスプレッドよりも大きなトレンドが出やすいペアを選びましょう。

  • ポンドドル(GBP/USD)
  • ユーロポンド(EUR/GBP)
  • ニュージーランドドル円(NZD/JPY)
  • オーストラリアドル円(AUD/JPY)

スイングトレードの良さは、数分おきにスマホをチェックしなくて済むことです。
日足や4時間足で方向性が決まっている通貨ペアを選べば、日中の細かなノイズに一喜一憂せずに済みます。
忙しくてチャートをじっくり見られない人ほど、実はこうした「腰を据えたトレード」の方が結果が出やすいことも多いですよ。

スワップ狙いに適した通貨(長期保有で金利を得る)

スワップポイントが多く付与される通貨ペア。

レートの推移が不安定な通貨には注意。

寝ている間も毎日利益が積み上がるのは魅力的ですが、為替差損でスワップ分が吹き飛ばないような資金管理が必須です。

  • 南アフリカランド円(ZAR/JPY)
  • トルコリラ円(TRY/JPY)
  • メキシコペソ円(MXN/JPY)
  • ニュージーランドドル円(NZD/JPY)
  • オーストラリアドル円(AUD/JPY)

毎日チャリンと金利が入ってくるのは楽しいものですが、高金利通貨は急落のリスクと隣り合わせでもあります。
私は「もらえるスワップ以上に評価損が出たらどうするか」というルールを事前に決めています。
レバレッジを低く抑え、数円単位の暴落が起きても耐えられる資金計画を立てることが、この投資の最大の成功秘訣ですね。

通貨ペア選びで迷った時のよくある質問(FAQ)

私が初心者の頃に疑問に感じたことや、よくある質問を「通貨ペアの選び方」をベースに集めてみました。

「みんなが良いと言っているから」という理由だけでなく、自分なりの納得感を持つことが大切です。

Q1:資金量で通貨を選ぶべきですか?

A:証拠金は少ないほうが無難です。

まずは、低ボラティリティの通貨ペアから始めてみてください。

少額から始められる1,000通貨単位以下のFX会社を選べば、リスクを最小限に抑えつつ経験を積めます。

Q2:通貨ペアによって取引しやすい時間帯はある?

A:例えば、EUR/USD はロンドン〜ニューヨーク時間が活発です。

逆にアジア時間は動きが鈍いため、自分の生活サイクルに合わせて最も動く通貨を選ぶのが効率的です。

Q3:初心者におすすめの通貨ペアは何ですか?

A:USD/JPYです。

スプレッドも狭く身近な通貨ペアです。

日本のニュースで常に報じられているため、経済情報のキャッチアップが最も容易なのも大きなメリットですね。

Q4:なぜポンド(GBP)はボラティリティがある?

A:流動性が低めなので経済政策や経済指標の影響を受けやすい。

ちょっとした噂話(ヘッドラインニュース)で数十ピップス飛ぶこともあるので、ポンド戦士になるなら覚悟が必要です。

Q5:オセアニア通貨(AUD/NZD)が強くなる要因は?

A:資源価格の上昇に影響を受けやすい。

中国との親交が深いという特徴もあり、中国経済の影響も受けやすい。

「中国の経済指標が良い=豪ドル買い」という定石を知っておくだけで、トレードチャンスがグッと広がります。

自分のトレードに合った通貨ペアを選ぶポイントと最終確認

  1. 自分のトレードスタイルを決める。
  2. トレードスタイルに合った通貨ペアの選定が大切。
  3. 少しでも条件の良いFX会社を選ぶ。
  4. トレードのシミュレーションをしてみる。
  5. 腑に落ちない点がなくなってから取引を開始する。

焦ってリアルトレードを始める必要はありません。

まずはチャートの特徴を「体感」することが成功への近道です。

世界の通貨にはそれぞれの特徴があり、経済状況や政策、地理的な要因によって動き方も異なります。

通貨の特性を理解することで、FX取引での判断材料が増え、より戦略的なトレードをすることができます。

知識は最大の武器になります。日々のニュースを眺めるだけでも、通貨の見え方は少しずつ変わってくるはずです。

ぜひ、今回の内容をもとに、自分にピッタリの通貨ペアを見つけてみてください。

あなたが自信を持って最初のエントリーができる日を、心から応援しています。

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